2025年 02月 21日 (金)
あなたの大いなるあわれみによる
メディア族のダレイオスが王となった元年のことです。大臣となったダニエル(6:2)は、国事で多忙の中にあっても聖書を黙想していました(2)。預言者エレミヤにあった主のことばによって、イスラエルの民への主の御心を悟りました。それはイスラエルが70年のバビロンの捕虜生活ののちに帰還するという神様のご計画です(エレ25:11-12, 29:10)。時を数えると、イスラエルの回復の時が近づいていました。ダニエルは顔を神様に向けて断食をし、祈りました。神様の約束通りになることを信じて心を尽くして祈ったのです。イスラエルの民たちが神様を蔑み、みことばに聞き従わなかった罪を告白しました。また、神様から懲らしめを受けても依然として罪を犯したことを悔い改めました。正しい行ないによるのではなく、ただただ主の大いなるあわれみによる赦しを求めました(9,18,19)。砕かれたものをあわれまれ、救われる神様にすがりました(詩34:18)。
ダニエルが祈って告白していたとき、天使ガブリエルが現れ、七十週の間に神様がなされることを告げました。この七十週とは、イスラエルが捕虜から解放された後、神様が救いの御業を完成なさる時までの象徴的な期間のことです。背きと罪が終われば、赦されます。また、主が永遠の義をもたらします。幻と預言とを確証し、至聖所に油が注がれます。神の御子であられるイエス様が世に来られ、すべてのことが成し遂げられます。捕虜生活をしていたダニエルは、イスラエルの回復だけを夢見ていましたが、神様はキリストを通して永遠の救いの歴史を見るようにされました。これは、私たちすべての信者が見るべき究極のビジョンです。
祈り:主よ、裁きを受けて当然の罪人である私に大いなる憐れみをかけてくださり感謝します。神様のタイムスケジュールの啓示が与えられた今、目を覚まして日々祈ることが出来るようにお助け下さい。
一言:主の大いなるあわれみによること
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