2025年 04月 06日 (日)
主の恵みを忘れたイスラエル
どんな国であっても、神に背き続けるなら、神のさばきを受けるしかありません。罪に対するさばきに例外はありません。モアブとユダの三つの背き、四つの背きも、例外ではありませんでした。彼らは主の御言葉を顧みませんでした。主の掟を守りませんでした。先祖たちが従ったまやかしのものに従いました。このような彼らに、主は火を送り、エルサレムの宮殿を焼き尽くします。これは、BC586年に、バビロンの侵略によって成し遂げられました。人々は、神様に背き続けても、これまで何も起きなかったからと、さばきがあることを否定します。しかし、主は長く耐え忍ばれますが、必ずさばかれます。
イスラエルの背きは、どの国よりもひどいものでした。彼らは貪欲でした。金や一足の履き物のために、正しい者や貧しい者を売りました。彼らは淫乱でした。父と子が同じ女の元に通いました。「神様を信じる人が、どうしてそのようなことをするのか。」と思う人もいるかもしれません。彼らは、エジプトから導き出された恵みを忘れ、表面的な信仰生活だけをしていたのです。イスラエルは今、強いアモリ人を彼らの前から滅ぼしたのは誰なのかを、思い出さなければなりません。アモリ人の地を所有させ、時にかなって預言者とナジル人を起こしてくださった神様を思い出さなければなりません。彼らは、神様から特別な恵みと御手の力を受けた民として、主の民らしく生きなければなりません。
ところが、現状はどうですか。彼らは神様から遣わされた預言者に預言するなと脅し、神様の御言葉を拒みました。ナジル人に酒を飲ませ、その道を曲げました。それで神様は警告されます。「見よ。このわたしが、あなたがたを押しつぶす」。神様のさばきが下されると、足の速い者も逃れることができず、勇士も助かる手だてがありません。
祈り:主よ、私が神様の御言葉を慕い求め、きよい生活をし、救いの恵みを忘れないように助けてください。
一言:救いの恵みを忘れるな
<<(1) 前のページ(1) 2 次のページ(3) (9)>> |