□12月17日(水)
真の神への礼拝を回復させたヒゼキヤ
歴代誌第二29:20-36(27,28)
聖書本文
29:20 ヒゼキヤ王は朝早く、この町の長たちを集めて、【主】の宮に上って行った。
29:21 彼らは、王国と聖所とユダのために、罪のきよめのささげ物として、雄牛七頭、雄羊七匹、子羊七匹、雄やぎ七匹を引いて来た。王は、祭司であるアロンの子らに命じて、【主】の祭壇の上でささげ物を献げさせた。
29:22 彼らは牛を屠り、祭司たちがその血を受け取って祭壇に振りかけた。次に雄羊を屠り、その血を祭壇に振りかけた。次に子羊を屠り、その血を祭壇に振りかけた。
29:23 それから、彼らは王および会衆の前に、罪のきよめのささげ物とする雄やぎを引いて来て、それらの上に自分たちの手を置いた。
29:24 祭司たちはこれらを屠り、その血を祭壇に献げて、罪のきよめのささげ物とし、全イスラエルのために宥めを行った。全焼のささげ物と罪のきよめのささげ物を、王が全イスラエルのために命じたからである。
29:25 また、王はレビ人を【主】の宮に配置し、ダビデおよび王の先見者ガド、預言者ナタンの命令のとおりに、シンバルと琴と竪琴を持たせた。この命令は【主】から出たものであり、その預言者たちを通して与えられたものだからである。
29:26 こうして、レビ人はダビデの楽器を手にし、祭司はラッパを手にして立った。
29:27 そこでヒゼキヤは、全焼のささげ物を祭壇で献げるように命じた。全焼のささげ物が献げ始められると、イスラエルの王ダビデの楽器に合わせて、【主】の歌とラッパが始まった。
29:28 全会衆は伏し拝み、歌い手は歌い、ラッパ奏者はラッパを吹き鳴らした。このすべては、全焼のささげ物が終わるまで続いた。
29:29 献げ終えると、王および彼とともにいたすべての者は、膝をかがめて伏し拝んだ。
29:30 ヒゼキヤ王と高官たちが、ダビデおよび先見者アサフのことばをもって【主】を賛美するようにレビ人に命じると、彼らは喜びつつ賛美した。そして、一同はひざまずいて伏し拝んだ。
29:31 そのとき、ヒゼキヤは言った。「今、あなたがたは【主】に身を献げました。近づいて、感謝のささげ物を【主】の宮に携えて来なさい。」会衆は感謝のささげ物を携えて来た。また、心から進んで献げる者はみな、全焼のささげ物を携えて来た。
29:32 会衆が携えて来た全焼のささげ物の数は、牛七十頭、雄羊百匹、子羊二百匹であり、これらはみな、【主】への全焼のささげ物であった。
29:33 また、聖なるささげ物は、牛六百頭、羊三千匹であった。
29:34 ただ、祭司たちが少なかったので、すべての全焼のささげ物の皮を剝ぎ尽くすことができなかった。そこで、彼らの兄弟に当たるレビ人が、その役目を終えるまで、またほかの祭司たちが身を聖別するまで助けた。レビ人は、祭司たちよりも直ぐな心をもって、身を聖別したのである。
29:35 また、多くの全焼のささげ物、その全焼のささげ物に添える交わりのいけにえの脂肪、注ぎのぶどう酒もあった。こうして【主】の宮の奉仕の用意ができた。
29:36 ヒゼキヤとすべての民は、神が民のために備えてくださったことを喜んだ。このことが突然のことだったからである。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
主の宮を聖別し終わると、ヒゼキヤはすぐに、本来の目的、すなわち主を礼拝することのために全力を尽くしました。朝早く、ヒゼキヤは町の長たちを集めて、主の宮に上って行きました。
主の宮での礼拝はまず、ユダの罪、さらには全イスラエルの罪のための、罪のきよめのささげものを献げることから始まりました。人々は、自分たちには罪があることを認め、贖いのために祈りました。その後、彼らは主を賛美しました。ダビデ王の時代に主から与えられた命令のとおりに、レビ人たちが楽器をもって賛美に仕えました。レビ人たちの導きのもとで、喜びにあふれる賛美がささげられました。その間、全焼のささげものが祭壇の上で献げられました。かつて偶像を伏し拝んだ民が、今や主の御前で膝をかがめて伏し拝み、その恵みと和解をほめたたえました。礼拝は、人々が感謝のささげ物を献げることによって締めくくられました。心から進んでささげる者は、全焼のささげ物を携えてきました。32-35節では、それらのささげ物がどれだけ多かったかを記しています。
この礼拝には、罪の赦しと神との和解、賛美と感謝が溢れていたことが分かります。また、自ら進んでささげる礼拝でした。私たちも、イエス・キリストの贖いに頼って、ヒゼキヤたちのように神様の臨在を体験する、生きた礼拝をささげることができるように祈ります。
祈り:父なる神さま、あなたは私たちをいやし、赦し、新しくしてくださるお方です。そんなあなたのご臨在に触れ、賛美と感謝であふれる礼拝をささげたいです。助け、導いてください。
一言:神様は私たちを礼拝する者として回復してくださる
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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