聖書別日ごとの糧   >>   アモス書[2025]

2025年 04月 07日 (月)

アモス書3:1-15(1)
このことばを聞け

神様は、イスラエルに向かって「聞け」と叫ばれます。彼らが聞かなければならないメッセージは何ですか。神様は地上のすべての部族の中からイスラエルを選び出し、特別な関係を結ばれました。神様から格別の愛を受けた彼らでしたが、もはや、さばきの対象となってしまいました。あらゆる現象には、すべて因果関係があります。二人の者が一緒に歩くのは仲が良いからです。獅子が森の中でほえ、ほら穴から叫ぶのは、何かを捕らえたからです。鳥網が地からはね上がるのは、鳥がわなにかかったからです。もしわざわいがイスラエルの町に起こるなら、それは、単なる偶然ではなく、彼らの罪に対して主が下されたさばきです。

主がアモスを通して警告されたさばきの内容は、何でしょうか。サマリアの地の周りを敵が取り囲みます。敵はイスラエルの権威を地に落とし、宮殿をかすめ奪います。敵の侵略は、まるで獅子が羊を奪って行くようなものです。救いはまるで、羊飼いが獅子の口から、羊の二本の足や耳たぶを取り返すようなものです。その時が来れば、ほんのわずかな人々だけが生き残るようになります。主がイスラエルの全ての罪を罰する日には、ベテルの祭壇も罰せられます。「ベテルの祭壇」とは、自分の思い通りにしか主に仕えようとしない信仰の象徴です。主は、このような信仰に関連する全てのものを、壊されます。

神様は、イスラエルが道をそれる度に、預言者を遣わされました。預言者によってご計画を示されました(7,8)。このように預言者を遣わしてご計画と御心を示した理由は、イスラエルをこよなく愛されたからです。このような神様は、私たちの罪に対しても御言葉を与えて警告されます。私たちを放って置かずに、罪の問題に取り組んでくださいます。ですから、私たちは聞こえの良いことばだけを聞こうとせずに、警告を与える神様の御声も聞かなければなりません。それは私たちに対する神様の愛のしるしだからです。



祈り:主よ、私はえり好みをしながら御言葉を聞きがちです。厳しい御言葉であっても、よく聞くように助けて下さい。

一言:耳の痛い御言葉でも聞こう


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