聖書別日ごとの糧   >>   ハガイ書[2025]

2025年 02月 26日 (水)

ハガイ書1:1-15(8)
宮を建てよ、そうすれば、わたしはそれを喜び

 ペルシアの王キュロスの元年に、神様はキュロスの霊を奮い立たせて、イスラエルに主の宮を再建するように命令されました。しかし、サマリア人と周辺の人々の妨害によって、ダレイオス王の第二年まで、主の宮の御業は中断されました。その時、神様の御言葉が預言者ハガイに臨みました。当時、バビロン捕囚からの帰還民は、「主の宮を建てる時はまだ来ない」と言いながら、まず、自分たちの家を建てていました。彼らは、まず自分たちのために生きようとしました。しかし結果的には、うまく生きることができませんでした。彼らは多くの種を蒔いても少ししか取り入れず、食べても飽き足らず、金を稼ぐ者が稼いでも貯蓄することができませんでした。多くを期待しましたが、わずかな物しか得られませんでした。彼らが家に持ち帰ったとき、神様はそれを吹き飛ばされました。天は露を降らすことをやめ、地は産物を差し止めました。飢饉の時には、全ての労苦が無駄に終わりました。人々が神様よりも自分の利益を追求した時、神様の祝福はありませんでした。彼らが神様から祝福を得ようとするなら、自分の家よりも先に、主の宮を建てるべきでした。そうすれば、神様は喜ばれ、栄光を受けられます。

 ゼルバベルと大祭司ヨシュアなどの指導者たちと、民のすべての残りの者は、預言者ハガイを通して語られた神様の御言葉に耳を傾けました。神様がハガイをお遣わしになったことを悟ったからです。それによって、民はみな、神様を恐れ敬うようになりました。神様は、ご自分の御言葉を聞いて従う人々と共におられることを約束され、彼らを慰めてくださいました(13)。神様が人の心を奮い立たせる時、人はじっとしていることができません。神様の御業を始めようとするなら、神様が人々の心を奮い立たせ、それによって動かされなければなりません。



祈り:主よ、私が、自分の家を建てるのに忙しくしていたことを、悔い改めます。まず、神様の国と、その義とを求めて生きるように助けてください。

一言:まず神の国を求めなさい


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