聖書別日ごとの糧   >>   ゼカリヤ書[2024]

2024年 10月 22日 (火)

ゼカリヤ書5:1-6:15(6:12)
その名は若枝

 今日の御言葉は、最後の幻です。飛んでいる巻物、エパ升の中の女、四台の戦車に関するものです。「飛んでいる巻物」は、全地の面に出て行く呪いを意味します。神様は律法を通して盗むもの、神様の御名を使って偽りの誓いを立てる者たちを裁かれます。「エパ升(計量用の升)」は、イスラエルの多くの罪を象徴し、その中の「女」は偶像崇拝の罪を表しています。このエパ升は、シヌアルの地、すなわちバビロンに移されていきますが、それはユダの罪悪がその地から取り去られることを意味しています。

赤い馬、黒い馬、白い馬,まだら毛の強い馬が四台の戦車を引いて、二つの山の間から出てきました。この二つの山は、青銅で出来ており、馬と戦車が、神の御座から出てきたことを象徴しています。神様の民を保護するために、天の四方に、つまり全地に出て行きました。特に北の方に出ていった馬が、神様の怒りを静めましたが、これは、神の民を捕囚にした北の方の民バビロンが、主に裁かれて破壊されることを意味しています。神様は、罪を犯したユダを裁かれますが、神殿を立て直すことを通して再び回復されることを、幻を通して言われました。

 主はゼカリヤに命じられました。バビロンから帰還したヘルダイ、トビヤ、エダヤからささげ物を受け取り、その金と銀をとって冠を作り、大祭司ヨシュアの頭にかぶらせるように、と 。そして、「若枝」という名のひとりの人が、神殿を建て直すと約束されました。「彼は主の神殿を建て、彼は尊厳を再び、その王座について支配」します。帰還した民は主の神殿を建て直しますが、真の神殿の再建者は、若枝であられるイエス様です。真の神殿であられるイエス様を通して、崩れた人生の建て直し、崩れた人間関係の立て直し、崩れた信仰の立て直し、崩れたたましいの立て直し、という回復の御業が成されます。



祈り:イエス様を通して私の罪を赦し、回復させてくださることに感謝します。私がイエス様の支配の中で生きていくことができるように助けてください。

一言:若枝を通して


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