2024年 10月 26日 (土)
見よ。あなたの王があなたのところに来られる
ツロとシドンは、古代フェ二キヤの都市です。彼らは神様を恐れず、神様の統治を受けず、自ら知恵ある者と考えていました。特にツロがそうでした。ツロは海上貿易を通して莫大な富を蓄積しました。防波堤も構築し、どんな超大国であっても彼らを打ち負かすことは出来ないと考えました。安全な要塞を構築して、その中で豊かさを享受しながら暮らすツロは、当時のすべての国がモデルにしようとした国でした。しかし、ツロは神様の預言通りにアレキサンダー大王によって滅亡されます。彼らが誇っていた要塞と富は、徹底的に打ち壊され略奪されます。ツロを羨ましがってモデルとしていた国々は、頼みとしていたものが辱められたことで、非常に苦しみます。ペリシテは、ツロの滅亡を見ながら恐れます。彼らがモデルとしていた国の滅亡は、彼らに大きな衝撃をもたらします。
ところが、恐れのために望みが消え失せ、心貧しくなったペリシテの残りの者達が、ご自分のもとに帰ってくるようにと、神様は恵みを施してくださいます。何よりも、周辺の国々が滅亡していく中で、ご自分の選ばれた民を保護されます。神様は、シオンの娘、エルサレムの娘たちに、大いに喜び叫ぶように言われます。神様がイスラエルの民のための王を与えてくださるからです。彼は異邦の王たちとは違って、正しい方で、救いを賜り、柔和で、ロバに乗られます。その方の統治を受ける者は平和を享受します。ツロをモデルにするものは結局辱められます。しかしロバ、それも、雌ロバの子の子ロバに乗ってエルサレムに入場されるイエス様を王として受け入れ、仕え、主の統治を受ける者は平和を味わうようになります。イエス様の統治を受ける者こそ、一番知恵ある者です。
祈り:主よ、この世のものではなく、イエス様を私の王としてより頼み、喜んで仕えることができるように助けてください。
一言:イエス様の統治を受ける者
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