聖書別日ごとの糧   >>   ゼカリヤ書[2024]

2024年 10月 29日 (火)

ゼカリヤ書12:1-14(10)
恵みと嘆願の霊を注ぐ

 12章は、再びイスラエルに対する主の警告です。神様は全ての世界を創り人間を造られた方です。この神様が、エルサレムを、その周りのあらゆる国々の民を、よろめかせる杯にすると宣言されます。エルサレムを侵略して神様の民たちを苦しめた者たちは、酒に酔っぱらった者のようによろめくようになります。また、神様はエルサレムをすべての民族にとって重い石とされます。天下のすべての国々がエルサレムを攻めに集まってきますが、それをかつぐ者はひどく傷を受けます。「その日」、つまり主の定められた日に、神様はすべての馬を打って驚かせ、その乗り手を打って狂わせます。人々は軍事力、外交力、名誉、権力を重んじ、自分たちの強さを誇ります。そしてその強さを誇って神の教会を迫害します。しかし、神様が大能の力で彼らを打たれると、彼らは馬から落ちた者のようになります。本当に強い人は、自分の弱さを知って、へりくだって神様に頼る人です。

神様がユダ族とともにおられ、彼らを救い、彼らをかくまってくださる時、周辺の国々から踏みにじられていた彼らは、強くなります。彼らの神、万軍の主がエルサレムの住民の力となります。神様がエルサレムの住民を保護し、かくまってくださる時、彼らのうちのよろめき倒れた者も、ダビデのようになり、ダビデの家は神のようになり、先頭に立つ主の使いのようになります。神様は、悔い改めて神様に立ち返る者たちと一緒にして下さいます。ところが、悔い改めることも、神様が恵みを注がれる時に可能です。神様はダビデの家とエルサレムの住民の上に、恵みと嘆願の霊を注いでくださいます。そうすると、彼らは嘆き悲しみながら罪を悔い改め、真心から神様に立ち返るようになります。私達も神様に出て行き、私たちの住む町、国の人々の上に「恵みと哀願の霊を注いでください」と祈り求めましょう。



祈り:本当の強さは、自分の弱さ、罪、咎を認めて、へりくだって主に頼る時だと学びます。どうか私の上に、またこの国の人々の上に、恵みと嘆願の霊を豊かに注いでください。

一言:恵みと嘆願の霊


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