聖書別日ごとの糧   >>   申命記[2022]

2022年 11月 13日 (日)

申命記12:1-28(5)
主の選ばれる場所へ行き

 約束の地へ入って彼らがしなければならないことは何でしょうか。異邦の神々、即ち偶像をことごとく破壊しなければなりません。そして、主にのみ仕えることです。具体的には、主が選ばれる場所を尋ねて、そこへ行き、ささげ物をささげ、主の前で喜び楽しむことです。約束の地で安らかに住むようになった時、彼らが励むべきことは、主がご自分の御名を置くために選ばれた場所を尋ねて行き、礼拝を献げ、家族と奴隷とレビ人とともに喜び楽しむことです。これは、彼らが約束の地で祝福に酔いしれず、いつも神様を覚え、感謝し、主に仕えるためです。

 神様が、礼拝の場所を特別に選ばれる理由は何でしょうか。部族ごとに分かれて神様に仕えるようになると、共同体意識が薄れることがあるからです。しかし、最も根本的な理由は、各部族がそれぞれの所で偶像崇拝の影響を受け、心か神様から離れてしまう憂いがあったからです。主なる神様への混じり気のない信仰を守る方法として、一つの場所を選ばれました。神様が選ばれた場所が遠く離れている場合は、主が与えて下さった牛と羊をほふり、自分たちの町の囲みのうちで好きなだけ食べても良いとされました。ただし、主への奉献物を献げる時は、主の選んだ場所へ携えて行かなければなりません。自分の都合に合わせて勝手気ままに振る舞うならば、主なる神様を信じる信仰が弱くなります。それぞれが自分の正しいと思うことを行い、定められたところ以外でいけにえを献げるなら、異邦の中にある偶像に心が引き寄せられてしまいます。ですから、主の命じる全てのことを守り行い、主が選ばれる場所へ行き、礼拝を献げましょう。



祈り:主よ、私が、主の選んでくださった場所で主を礼拝し、仕えるように助けてください。あなたの御声よりも、自分の都合の声を優先してしまったら、教えてくださり、主の恵みと祝福の世界に私を引き戻してください。

一言:主の選ぶ場所へ行きなさい



2022年 11月 14日 (月)

申命記12:29-13:18(13:6,7)
兄弟と子供、妻と友達がそそのかしても

 約束の地、カナンに住むようになっても、彼らにならってはいけません。彼らの神々を求めてはいけません。偶像を崇拝する人々は、実に愚かなことをします。カナン人は、自分の子供を自分たちの神々のために火で焼く忌みきらうべきことさえします。イスラエルがカナンに住むようになったら、夢見る者やしるしと不思議を示す者が現れて、神様から離れて、ほかの神々に仕えよと言い出すことも起こりえます。でも、それらに騙されてはなりません。サタンは、いくらでも奇妙な夢を見させ、しるしと不思議を示すことができるからです。イスラエルは、エジプトの地から連れ出して下さった主なる神様から離れさせるものを断固として拒否しなければなりません。たとえ、兄弟、息子、娘、愛妻、無二の親友がそそのかしても、きっぱりと断らなければなりません。それどころか、そそのかしてくる者を殺さなければならないとまで言われます(9、10)。この御言葉は何を意味するのでしょうか。主なる神様は、私たちにとってどんな人よりも、さらには自分自身の命よりも大切だということです。私たちが神様に仕えることにおいて、確固たる態度をとるなら、人々は神様に仕えるということがいかに大切なことであるかがわかるようになります。神様は、私たちの暮らしの暇つぶしでも、趣味でもありません。家族、友達、自分の命よりも大切なお方です。神様を恐れかしこみ、命よりも愛する時、神様は約束の地で約束通りに私達を増やし、祝福してくださいます。



祈り:主から私を迷い出させようとしている者が、今、いないでしょうか。いるのなら、私がその人よりも、主をもっと大切にする決断ができるように助けてください。

一言:従ってはならない


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