聖書別日ごとの糧   >>   申命記[2022]

2022年 11月 16日 (水)

申命記15:1-23(7,8)
あなたの手を閉じてはならない

 七年の終わりごとに、隣人や兄弟の負債に対して取り立てたりせず、免除するよう教えています。神様は、イスラエルが主の御声によく聞き従い、命じるすべての命令を守り行うなら、祝福し、貸すことはあっても、借りることはないと約束してくださいます。富を得た時、権力を持った時、どう振る舞わなければなりませんか。貧しい隣人に目を向けるべきです。心を閉じないで閉じた手を開き、彼らが必要としているものを十分に貸し与えなければなりません。免除の年が近づいたと言って心に邪念を抱き、貧しい兄弟に何も与えないことのないように気をつけなければなりません。物惜しみせず、必ず彼に与えるべきです。そうすると、神様がすべての働きと手のわざを祝福してくださり、損することはありません。幸せは閉じた手にではなく、開いて施すところにあります。神様が私たちを豊かにしてくださったのは、人々に分け与えるためです。

同胞であるヘブル人が自分のところに売られてきて六年間仕えたなら、七年目には彼を自由の身にしてやらなければなりません。自由の身にしてやる時は、何も持たせずにではなく、豊かに与えて去らせなければなりません。何も持たせずに去らせると、再び奴隷になる確率が高くなるからです。以前エジプトの地で自分も奴隷だったことを覚えて、やむを得ず奴隷にならざるを得なかった人々をよく理解し、自由の身になるように配慮しなければなりません。初物は聖別して神様に献げ、家族とともに主の前で食べ、主に感謝を献げます。汚れたもの、欠陥があるものは神様に献げてはなりません。



祈り:私も、心を頑なにして、手を閉じていたことを認めます。開いて惜しみなく与えられるように、助けてください。

一言:開いて惜しみなく与えなさい


<<(1)    前のページ(13)    14    次のページ(15)    (16)>>

聖書別日ごとの糧