聖書別日ごとの糧   >>   ヨシュア記[2009]

2009年 11月 11日 (水)

ヨシュア記8:1-29
投げ槍をアイのほうに差し伸ばせ

Ⅰ.恐れてはならない。おののいてはならない(1-2)
 神様はヨシュアに「恐れてはならない。おののいてはならない。」という御言葉で訪ねて来られました。神様は、再びアイの町に上って行ってその町を征服せよ、という方向をくださいました。神様はヨシュアに勝利に対する約束をくださり、アイの町の分捕り物は民たちの戦利品とされました。そして町のうしろに伏兵を置いて敵を誘き出し、挟み撃ちにせよという作戦もくださいました。神様は、イスラエルが悔い改めた時、もう一度勝利できるように、助けてくださいました。
Ⅱ.投げ槍をアイのほうに差し伸ばせ(3-29)
 ヨシュアは信仰によって立ち上がり、神様の作戦命令の通りに伏兵を置いて、民を率いて町の門に行って、アイの町征服に再度挑戦しました。アイの町の兵士たちはイスラエルを軽んじて、町の門を開いて出て来てイスラエルを攻撃しました。その時神様はヨシュアに「手に持っている投げ槍をアイのほうに差し伸ばせ。」と命じられました。ヨシュアが神様の命令通りに投げ槍をアイのほうに差し伸ばすと、全ての民がいっせいに攻撃をし、町を占領し、アイの王を生け捕りにしました。しかしヨシュアはそれに満足せず、アイの町を打ち滅ぼすまで、続けて投げ槍を握った手を下ろしませんでした。彼は神様の命令を徹底的に行なおうとしました。民たちが、神様がくださった方向に従って最善を尽くして戦った時、失敗した場所で勝利することができました。神様はイスラエルの失敗を挽回させてくださいました。

祈り:主よ!勝利はただ主にあることを信じます。私が主の御言葉に聞き従って最善を尽くします。

一言:信仰によって再度挑戦し、勝利の御業を起こそう



2009年 11月 12日 (木)

ヨシュア記8:30-35
勝利の日に

Ⅰ.主のために祭壇を築いたヨシュア(30-31)
 アイの町で大勝利をおさめた時、ヨシュアはエバル山に一つの祭壇を築きました。そして全ての民に全焼のいけにえと、和解のいけにえをささげるようにしました。彼は勝利の日に傲慢になりませんでした。神様の恵みを知り、神様に感謝し、神様に栄光をささげました。また全ての民が神様と正しい関係性を結ぶように助けました。
Ⅱ.律法を教えたヨシュア(32-35)
 ヨシュアは民たちが見ている前で石で作った祭壇に律法を記録しました。そして全イスラエルの半分がエバル山の前に立ち、半分はゲリジム山の前に立つようにしました。そして全て律法の書にしるされているとおりに、祝福とのろいについての律法のことばを、ことごとく読み上げました。このようにすることで主の律法が民たちの心に刻まれることを願ったのです。
 このように私たちの心に神様の御言葉が刻まれる時、私たちはサタンの誘惑に勝つことができます。心に神様の御言葉を刻むことは石に文字を刻むことより難しいです。石に刻まれた文字は簡単には消えませんが、私たちの心に刻まれた文字は簡単に忘れられ、消えてしまうからです。神様の御言葉を心の板に確実に刻むためには、御言葉を繰り返して読まなければならず、聞かなければならず、行なわなければなりません。

祈り:主よ!私が勝利の日に神様を覚え、神様に栄光をささげ、神様の御言葉を心に刻むことができるように助けてください。

一言:勝利の日に、謙遜に神様の御声を聞こう


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