聖書別日ごとの糧   >>   ヨシュア記[2009]

2009年 11月 13日 (金)

ヨシュア記9:1-15
ギブオンの住民たちにだまされたイスラエル

Ⅰ.ギブオンの住民の計略(1-6)
 ヨシュアとイスラエルの民たちが、エリコとアイで行なったことを聞いたカナンの王たちは一つになってイスラエルと戦おうとしました。しかしギブオンの住民たちは自分たちがイスラエルに勝つことができないことを知っていました。またイスラエルが自分たちと盟約を結ばないことも知っていました。それで彼らは計略をめぐらせました。彼らはイスラエルに使いを送りながら、たいへん遠い国からイスラエルの名声を聞いて盟約を結ぶために来た使いのふりをしました。彼らはイスラエルをだまして盟約を結ぼうとしました。
Ⅱ.神様に尋ねなかったイスラエル(7-15)
 ヨシュアとイスラエルはギブオンの住民が送った使いが怪しいと思いました。しかし彼らはギブオンの使いが着ている古い着物と古びたはきもの、そして彼らが持って来たぼろぼろになったパンを見て、彼らの言葉を信じました。ヨシュアとイスラエルは神様に尋ねず、彼らを滅ぼさないとすぐに盟約を結びました。結局後にイスラエルはカナンの諸部族を打ち滅ぼせという神様の命令を行なうことができなくなりました。
 人はいくら分別力があっても、限界があるのが常です。それで大切な判断事項があれば、いつもまず神様に尋ねて見なければなりません。そうする時、私たちは神様が喜ばれる御旨を分別することができ、知恵を持って物事を処理して行くことができるのです。

祈り:主よ!私がいくら些細なことであっても、まず神様に尋ね意思決定をするように助けてください。

一言:神様にまず尋ねよう



2009年 11月 14日 (土)

ヨシュア記9:16-27
約束を守ったイスラエル

 イスラエルは和親条約を結んで、三日たってようやくギブオンの住民にだまされたことを知りました。ギブオンを打つことができなくなったイスラエルの民たちは族長たちに向かって不平を鳴らしました。しかしイスラエルの族長たちはイスラエルの神、主にかけて誓ったため、彼らを滅ぼすことができませんでした。手順を相談しようとしましたが、それはあくまでも神様の御前で盟約を結んだからでした。神様の民は神様の前で生きなければならず、どんなことがあっても神様と結んだ約束を守らなければなりません。それでギブオンはイスラエルをだましましたが、イスラエルは約束を守りました。イスラエルは今までの訓練を通して、神様を恐れ敬う者であり、自分たちに損害が出ても約束を守ることができる聖なる民になりました。ところがヨシュアは、ギブオンの住民たちがイスラエルをだましたことで、彼らが永遠にしもべとなり、神様の家のために、たきぎを割り、水を汲む者になるように、命じました。ギブオンの人々は殺されることは逃れましたが、代わりに永遠にイスラエルのしもべになりました。
 人をだますことはその場では良いように思えますが、結局問題解決に助けになりません。真実にすべての問題を現し、神様の憐れみを求めることが本当の知恵です。ギブオンの住民たちが真実に自分たちの立場と状況を説明し、イスラエルの民に憐れみを求めていたなら、イスラエルがそれほどまでに彼らを迫害しなかったことでしょう。神様は恵みと憐れみの神様であり、正直な者の神様です。

祈り:主よ!私が約束をする時は慎重に行ない、一度した約束を必ず守る責任感のある人になるようにしてください。

一言:約束を守ろう


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