聖書別日ごとの糧   >>   ヨシュア記[2009]

2009年 11月 28日 (土)

ヨシュア記22:1-9
命令を守り、所有地に帰って行った三部族

Ⅰ.命令を守った三部族(1-6)
 カナンの地の分配が終わった後、ヨシュアはルベン、ガド、マナセの半部族を呼んで、彼らの労苦をねぎらいました。彼らはイスラエルの民がカナンの地に入る前に、モーセに尋ねて行って、ヨルダン川の東方に住まわせて欲しいと要求しました。モーセは彼らの要求を聞き入れる代わりに、カナンの戦闘に参加するように、命令を出しました(民32章)。モーセの命令通りに、この部族はヨルダン川を踏破した時、先頭に立って戦いました。またヨシュアが命じた通り、七年間も兄弟から離れず、最善を尽くしてカナン征服のために献身し、犠牲になりました。これは神様が命じられたすべてのことについて、守るためでした。約束を守るために、この三部族が見せた命がけの献身はカナンの地を征服するのにおいて、大変重要な原動力になりました。
Ⅱ.三部族を祝福したヨシュア(7-9)
 ヨシュアは、ルベン族、ガド族、マナセの半部族を大きく祝福した後、彼らにカナン征服戦争で得た多くの戦利品を分けてやりました(8)。三部族は自分たちが交わした約束を誠実に守った後、多くの戦利品を持って彼らの所有地があるヨルダン川の東方ギルアデの地に帰って行きました。このように神様の前での約束を最後まで担うことが祝福の道です。また神様の前で、よくやったことについて、互いに賞賛と激励、それに祝福することは実に美しいことです。

祈り:主よ!私も神様の前で交わした約束を完全に守る責任感ある人になるように助けてください。

一言:神様の前で命令を守りなさい



2009年 11月 29日 (日)

ヨシュア記22:10-34
争いを食い止めたイスラエル

Ⅰ.別に祭壇を築いた三部族(10-13)
 ルベン族、ガド族、マナセの半部族はカナン征服戦争に熱心に助けた功労を認められ、彼らの所有地があるギルアデの地に渡って行く途中、ヨルダン川のほとりの地に大きな祭壇を築きました。このうわさを聞いたヨルダン川西側のイスラエルの民はこの三部族に対して怒りました。その理由はシロにある唯一のまことの祭壇を無視し、他の場所に礼拝の祭壇を築いたと思ったからです。
Ⅱ.まず使いを送ったイスラエル(14-34)
 イスラエルがヨルダン川の東方に行った三部族が祭壇を築いたといううわさを聞いて、怒りましたが、すぐに戦争に臨んだのではありませんでした。彼らはまず使いを送って、「なぜ祭壇を築いて、イスラエルの神に反逆したのか。」と悔い改めを促しました。また感情によってことを早急に処理せずに、まず慎重にその一部始終を聞きました。その結果、三部族がヨルダン川のほとりに祭壇を築いたのは主から離れたり、反逆するためではなく、むしろヨルダン川両側の永久的な団結のためであることを明らかにしました。この報告を聞いた全ての民は主なる神様を賛美しました。全ての誤解が解けた後、三部族はその築いた祭壇を「まことにこれは、私たちの間で、主が神であるという証拠だ。」と呼びました。彼らの知恵ある行動によって、神様に対する信仰と互いの共同体意識をさらに確かなものとしました。

祈り:主よ!争いの時にまず神様の前で慎重に一部始終を聞くように助けてください。

一言:慎重な問題解決


<<(1)    前のページ(14)    15    次のページ(16)    (17)>>

聖書別日ごとの糧