Ⅰ．ことごとく断固として守り行ない(1-9)
　ヨシュアは自分の臨終があまり残っていないことを悟り、全イスラエルの指導者たちをみな呼び集め、遺言のメッセージを伝えました。まず神様が「あなたがたのために戦われる方」であることを認めさせました。神様はイスラエルのために自ら戦われ、カナンの地を相続地としてくださいました。カナン征服の御業はイスラエルの力ではなく、全面的に神様の力によって成し遂げられました。それでヨシュアはさらに神様の御言葉をことごとく断固として守り行ない、右にも左にもそれてはならない、と言いました。
Ⅱ．主を愛しなさい(10-16)
　ヨシュアは、「あなたがたのひとりだけで千人を追うことができる。あなたがたの神、主ご自身が、あなたがたに約束したとおり、あなたがたのために戦われるからである。」と言い、今からも勝利をくださる神様がイスラエルのために戦われることを思い起こさせました(10)。戦争の勝利は神様にあります。それで、十分に気をつけて、主を愛さなければなりません。
　しかし神様を愛さず、異民族たちと親しく交わり、彼らと互いに縁を結び、互いに行き来するなら、彼らがわなとなり、落とし穴となり、わき腹にむちとなり、目にとげとなり、結局は滅ぼされます。神さまは、何よりも神様を愛し、その御言葉通りに行ない、信仰の純粋性を守ることを願われます。

祈り：主よ！私がどんな場合にも私のために戦われる主を覚えて、主の御言葉に聞き従うように助けてください。

一言：あなたがたのために戦われる者