聖書別日ごとの糧   >>   ヨシュア記[2023]

2023年 09月 04日 (月)

ヨシュア記 4:1-24(7)
これらの石は永久にイスラエル人の記念なのだ

民がすべてヨルダン川を渡り終えたとき、主は民の中から十二人、部族ごとにひとりずつを選び出すように言われました。そして、ヨルダン川の真ん中で祭司たちが足をしっかりととどめたその場所から十二の石を取り、それを携えて来て、彼らが今夜泊まる宿営地にそれを据えよと命じられました。石はイスラエルの中でしるしとなるようにするためでした。石を通して栄光の歴史、勝利の歴史を永久にイスラエル人の記念とするように主は命じられました。それによって、子孫がこの世の偶像崇拝に惑わされることなく、生きておられる主である神様にのみ仕えるためでした。さらにヨシュアはヨルダン川の真ん中で、契約の箱をかつぐ祭司たちが立っていた場所の下にあった十二の石を、そこにも立てました。これらの石は、川の水があふれている時には見えませんが、川の水位が下がると見ることが出来ます。これを通して人々が「これらの石はどういうものか。」と聞く度に、主である神様が行なわれた驚くべき奇跡を語り継いだのです。

ヨルダン川を、まるでかわいた地を歩くように渡った出来事を通して、モーセのような霊的な権威がヨシュアに与えられました。ヨシュアはヨルダン川の真中で取ってきた十二の石をギルガルに立て、イスラエルの人々にこれらの十二の石を立てた意味を教えました。イスラエルの子どもたちだけでなく、全ての民が、全能の主である神様の助けによって、ヨルダン川のかわいた土の上を渡ったことを知ることが出来るようにしました。また、地のすべての民が、主の御手が力強いことを知り、この主を恐れるためにその偉大さを教えたのです。



祈り:父なる神様、あなたが行われた驚くべき御業を記念し、私たちの愛する子供たち、兄弟姉妹と分かち合う特別な日、特別な場所を用意くださいますように祈ります。神の家族そろって、主の偉大な御業を思い起こし、感謝と賛美を捧げます。

一言:記念せよ


<<(1)    前のページ(3)    4    次のページ(5)    (21)>>

聖書別日ごとの糧