聖書別日ごとの糧   >>   ルツ記[2014]

2014年 10月 07日 (火)

ルツ記4:1-12
ルツを贖ったボアズ

1.買い戻しの権利を探し出したボアズ(1-9)
 ボアズは門のところに上って行って、買い戻しの権利のある人を呼びました。「買い戻しの権利」とは、ナオミの所有地を買って、ルツと結婚し、子どもを生んで、その夫の相続を受け継がせることです。ボアズは町の長老十人を招いて、エリメレクの最も近い親類に出会い、買い戻しの権利について、話し合いました。ところが、その人は、最初は「その土地を買い戻す」と言いましたが、後に、ルツをめとって、死んだ者の相続を受け継がせなければならない、と聞いて、損をしないように、その権利を放棄しました(8)。結局、ボアズは合法的な方法で、多くの証人たちの前で、買い戻しの権利を得るようになりました。
2.ルツを妻として、迎え入れたボアズ(9-12)
 ボアズは、長老たちとすべての民に、「ナオミの全てのものを買い取り、嫁のルツを買って、妻とし、子どもを生んで、相続を引き継がせる」と、誓いました。彼は、このような公式的な手続きをふまなくても、ルツを妻として迎え入れることもできました。しかし、彼は、神様の前で善を行なう人格と信仰を兼ね備えた人でした。
 本文には、「買い戻す」という言葉が多くくり返されていますが、これは、「贖う」と同じ意味です。ボアズはルツを贖いました。ボアズは、私たちを罪から贖い出してくださったキリストを、象徴しています(1ペテ1:18,19)。

祈り:主よ!ルツのような運命的な罪人を贖ってくださった主の大きな愛に賛美します。

一言:ルツの美しい新しい生活



2014年 10月 08日 (水)

ルツ記4:13-22
ルツを祝福された神様

1.オベデをくださった神様(13-17)
 ボアズがルツを妻としてめとり、彼女のところにはいったとき、神様は彼女をみごもらせて、男の子を授けてくださいました。今、その国の風習により、その子はナオミの子となり、その家の後を継ぐ跡取となりました(15-17)。
 ルツを通して、死んだも同様のナオミと、その家に、いのちを与えてくださいました。この知らせを聞いて来た近所の人たちが喜び、ナオミを祝福しました。近所の女たちは、「七人の息子にもまさる嫁」と、ルツを賞賛しました(15)。
2.ダビデをくださった神様(18-22)
 18-22節は、ボアズ家の系図です。この系図は、ユダが嫁のタマルから生んだ子ペレツからイスラエルの王ダビデに至る系図です。神様は、外国の女ルツを通して、ダビデをくださいました。
 神様は、ルツを通してダビデを得させ、ダビデを通して、全イスラエルを救う祝福をくださいました。ルツを祝福された神様は、どんなに卑しい者であっても、その信仰と忠実さを受け入れ、救いの御業に尊く用いられる慈しみの神様です。

祈り:主よ!弱い女の真実な信仰を祝福してくださることを感謝します。この地にルツのような美しい信仰の女が多く与えられますように。

一言:ダビデの祖母となったルツ


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