聖書別日ごとの糧   >>   サムエル記Ⅱ[2018]

2018年 11月 11日 (日)

サムエル記第二20:1-26(22)
シェバの反逆

 ただならぬ事態に、ダビデはアマサにユダの人々を招集するように命じました。アマサはかつてアブシャロムの軍団長でしたが、ダビデは赦しと統一という大義のために彼を起用しました。それを認めることができなかったヨアブはアマサを無惨にも殺してしまいます。こういう部下を抱えて行かなければならないダビデの心情はどうだったでしょう。いくら頑張ってもリーダーシップを認めてくれない民と、統一には程遠い現実を見つめるダビデはどれだけ絶望的な思いの中にいたのでしょうか。
 ところが、シェバが入って行った町の一人の知恵ある女性によって、ダビデの悩みは見事に解決されました。知恵ある彼女は町の民たちの協力を得て、シェバの首を取ることができました。アブシャロムの時よりもひどい混乱を招きかねないと思っていたシェバの反逆は、一人の女性が解決してくれました。ダビデはこの出来事を通して、イスラエルの統一を遂行させるのは自分自身ではなく、神様であることをしみじみと感じさせられたでしょう。そして、王としての権威を誇示するのではなく、限りなくへりくだって傷んだ民の心が癒されるように努めなければならないことを学んだことでしょう。神様はダビデと共におられ、反逆をも用いて益としてくださいました。

適用:どうしたらいいか途方にくれていますか

一言:神様は人を用いて助けてくださる


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