聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅱ[2004]

2004年 11月 29日 (月)

列王記第二12:1-21
宮を修理したヨアシュ

 ヨアシュ王は祭司エホヤダの教えを受けて主の目にかなうことを行ないました。彼の正直さは宮の修理によく現われました。ヨアシュは宮にささげる銀を古い宮を修理するのに使うように命じました。ところが祭司たちはヨアシュ王の第二十三年まで宮の破損を修理しませんでした。宮の修理は祭司の担当でしたが、彼らはそのことを熱心に行なわなかったので、それをほったらかしにしがちでした。しかし王は祭司たちをみな集め、破損した宮を修理しないことをとがめ、具体的に財源を用意する方法まで提示しました(7)。王の方向に聞き従って、宮の修理専用の献金を集め、その献金はすべて宮の修理に必要な人件費と材料購入費として使いました。宮を修理する働き人は、始めて正当な賃金を受け、熱心に、抜け目なく働きました。
 ヨアシュは政治指導者でしたが、神様に仕えることで、祭司たちよりも深い関心を持ちました。彼は政治指導者だっただけではなく、同時に霊的な王でした。宮に対する関心は神様に対する関心です。宗教指導者だからといって、みなが神様に深い関心を持つのではなく、世の指導者だからといって宗教指導者より神様に対する関心を少なく持てというのではありません。職業が何であるのかが重要ではなく、心がどこにあるのかが問題なのです。私たちはすることが多くて宮に関心を持つ余裕がないと言います。しかし実は心が無いのです。

祈り:主よ!人々が自分の問題と安逸に落ちて、宮に関心がない時代です。私が神様のことに心を使うように助けてください。

一言:宮に対する関心


<<(1)    前のページ(9)    10    次のページ(11)    (20)>>

聖書別日ごとの糧