聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅱ[2004]

2004年 12月 05日 (日)

列王記第二19:1-7
預言者に祈りを頼んだヒゼキヤ

Ⅰ.衣を裂いて、主の宮にはいったヒゼキヤ(1)
 ヒゼキヤ王は国家的や個人的に大きな危機に出くわすようになりました。彼は家来たちを通してラブ・シャケの言葉を聞きました。その時、彼はラブ・シャケの言葉を恐れ、あっちこっちに走り周り人間的な方法を探しやすい状況にいました。しかし彼は衣を裂いて、荒布を身にまとって、主の宮に入って行きました。まず自分の罪を悔い改めて、主の宮に入って行き、神様の御声を聞こうとしました。
Ⅱ.イザヤに祈りを求めたヒゼキヤ(2-7)
 ヒゼキヤは神様のしもべイザヤに使いを送って、今の現状を知らせ、祈りを求めました。その時、神様はイザヤを通して、恐れずに勇気を持つように助けてくださいました。そして一つの霊を送ることで、アッシリヤの王がうわさを聞いて、自分の国に引き上げ、その国で彼を剣で殺すと言われました(7)。私たちも恐れを受ける時、人間的には親しい友だちを訪ねて行き、慰めを求めがちです。また誰にも訪ねて行かずに、一人で悩み、人間的な解決方法を探しやすいのです。しかし私たちはこのような時、信仰の友だちや信仰の先輩を訪ねて行き、祈りを求めなければなりません。そうすれば問題を解決することができる神様の知恵と勇気を受けることができるのです。
 患難の時、歴史を主管し、人生の生死、幸不幸を主管される神様に信頼する人は知恵ある人です。

祈り:主よ!私が患難の時、まず悔い改め、神様の御声を聞きます。主のしもべたちに祈りを求めます。

一言:祈りを頼みなさい



2004年 12月 06日 (月)

列王記第二19:8-28
手紙を開いて祈ったヒゼキヤ

Ⅰ.私たちを彼の手から救ってください。(14-20)
 アッシリヤの王はヒゼキヤに手紙を送りました。そこにはヒゼキヤを嘲笑し、神様を冒涜する内容が満ちていました。使者から手紙を受け取ったヒゼキヤはその手紙を神様の前に広げておいて、切に祈りました。今自分と民が処せられている現状を真実に知らせました。そして地のすべての王国の神であり、天と地を造られた神様に向けて信仰を告白しました。ユダを救うことで、神様の栄光が地のすべての王国に知れ渡るように祈りました(19)。
Ⅱ.あなたの高ぶりが、わたしの耳に届いたので、(21-28)
 神様は預言者イザヤを通して彼の祈りを聞かれました。アッシリヤがいくら大声を出しても、シオンの娘たちには笑い種にしかならない、と慰めてくださいました。そしてアッシリヤがいきりたち、高ぶっているようであっても、神様がみずから歴史の主管者であることを悟らせてくださいました。結局は神様がアッシリヤの鼻に鉤輪をはめ、もと来た道に引き戻そうと約束されました。(29)。ヒゼキヤは絶壁の断崖で祈ることで、生きておられる神様に会うようになりました。

祈り:主よ!患難の前で落胆せずに祈ることで生きておられる神様に会うようにしてください。

一言:絶望の時に祈ろう



2004年 12月 07日 (火)

列王記第二19:29-37
万軍の主の熱心がこれをする

Ⅰ.わたしのために、わたしのしもべダビデのために(29-34)
 神様は将来ユダがアッシリヤの侵略によって二年間はひどい打撃を受けるようになると予告されました。しかしそれもしばらくの間だけで、三年目には蒔いて刈り入れることができる望みに満ちた約束をされました。神様は、アッシリヤの侵略だけではなく、ほかのことで敗北することがあっても、必ず選ばれた者たちを残し、彼らを通して再び根を張り、実を結ばせると約束されました(30)。そして主の熱心は選ばれた者を愛する熱心であり、子どもを救おうとされる熱心です。主の熱心には絶望がありません。主の熱心は必ずしようとすることを成就させます。この神様の中で私たちはどんな絶望の中でも、望みを持つことができるのです。
Ⅱ.アッシリヤ王セナケリブの最後(35-37)
 神様はユダの歴史を保護してくださるという約束と共に、アッシリヤが後退するようになると約束されました。神様の御言葉通りにアッシリヤの軍隊は主の使いの打撃を受け、みな死体になりました。神様はアッシリヤの王セナケリブに、神様ひとりだけが礼拝すべきまことの神様であることを見せてくださいました。しかし彼は続けて虚しい偶像を拝みました。結局彼は刺客の剣によって、悲惨な最後をとげました。彼がしばらくの間興っていた時、神様を冒涜し、傲慢にふるまいましたが、結局は滅びてしまいました。

祈り:主よ!今苦難と患難があっても、主の熱心が必ず選ばれた者を救ってくださることを信じます。

一言:主の熱心


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