聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅱ[2004]

2004年 12月 10日 (金)

列王記第二21:1-18
取り返しのつかないマナセの罪

Ⅰ.主の目の前に悪を行なったマナセ(1-9)
 ヒゼキヤの後を継いで、マナセが十二歳でユダの王位に上がりました。マナセは王位に上ると、異邦の民の忌み嫌うべきならわしをまねました。父ヒゼキヤが打ち壊した高き所を築き直し、天の万象を拝むために、主の宮に祭壇を築いたのです。はなはだしくは自分の子どもに火の中をくぐらせました。これはアモン族の神ミルコムに幼子をいけにえとしてささげる憎むべきならわしでした。マナセは自分が主の目の前に悪を行なうだけではなく、民たちまでも悪の道に引きずりこみました。彼がそれほどまでに偶像崇拝に熱中した理由は恐れからでした。神様から離れた人々の特徴はひどい恐れです。彼は預言者たちの叱責を聞いて悔い改め、神様に立ち帰らなければなりませんでした。しかしさらに偶像崇拝に熱中し、恐れを克服しようとしました。
Ⅱ.主の災い(10-18)
 「わたしは、サマリヤに使った測りなわと、アハブの家に使ったおもりとをエルサレムの上に伸ばし、人が皿をぬぐい、それをぬぐって伏せるように、わたしはエルサレムをぬぐい去ろう。」(13)
神様は、サマリヤとアハブの家をさばいたその測りなわとおもりでさばく、と言われました。神様のさばきには例外がありません。神様は、神様の測りなわとおもりに従って、さばかれます。神様の御言葉を軽々しく思い、自分勝手に行なう者は必ず神様のさばきが臨むのです。

祈り:主よ!私が神様を恐れ敬うことで恐れを克服し、御言葉に聞き従う生活をすることができるように助けてください。

一言:神様を恐れ敬おう


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