聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2020]

2020年 04月 01日 (水)

歴代誌第一1:1-2:55(2:1,2)
私が歴史の主人公

 まず著者は、アダムから始まった系図がアブラハムを経て、結局、ダビデ王まで続いていることを記録しました。ノアの三人の息子の子孫について記録しましたが、アブラハムがセムの子孫であることを明らかにしています。アブラハムの子孫については、まずイシュマエルの系図、その後、イサクの子孫を記録しました。イサクの子孫のうち、エサウの系図をまず記録し、その後、信仰の子孫、イスラエル(ヤコブ)の子孫を記録しました。エサウの子孫は、イスラエルの子孫よりも先に、王政体制を確立しました。
 イスラエルの子孫の中では、神様の祝福を受けて最も繁栄し、政治的指導者を排出したユダの部族から記録しています。まず、ダビデの家門がどのように誕生するようになったのかを記録しました。ダビデは、8代前の先祖ヘツロンの二番目の子ラムの子孫です。著者は、ヘツロンのほかの二人の子カレブ(ケルバイ。カナン征服戦争のカレブとは違う)と、エラフメエルの子孫についても、詳しく記録しました。神様が大切に思う歴史は、信仰の人の歴史です。信仰の人々は、世の人々と比べ、みすぼらしく見えることがあります。しかし華やかでなくても、信仰の人々こそが、本当の歴史の主人公たちです。信仰の人々は、自分たちが神様の前で、本当の歴史の主人公であることを知り、自負心と法則を持って生きなければなりません。

適用:自負心と法則を持って生きているか

一言:私が歴史の主人公


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