聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2020]

2020年 04月 05日 (日)

歴代誌第一9:1-44(2)
ギブオンの子孫と門衛

 彼らは、主の宮に仕えるレビ人たちと、有力な部族の子孫たちでした。ところが、彼らの中には、ギブオン人が記録されています。彼らは過去、宮の奴隷として、木を切り、水を汲んだ人々です。そんな彼らも、いけにえをささげる祭司と、宮で賛美をし供え物を準備するレビ人たちと共に、エルサレムに戻って来たのでした。彼らは、先祖たちが宮の奴隷の身分として生きたことを、みすぼらしく考えることもできました。バビロンの地に残って、人々から認められる生活をすることもできました。しかし彼らは、エルサレムに戻りました。それは、彼らが、主の宮で神様に仕えることは、この世のどのような事よりも尊いことだと思ったからでした。人々がみすぼらしいことだと思っていても、主なる神様に仕えることを大きな特権だと考えたからです。彼らは、自分たちの先祖のように、神様に仕えるために、再びエルサレムに戻りました。彼らの名前がレビ人達と一緒に記録されたことは、彼らの帰還を神様がいかに喜ばれたかを表していると言えます。神様はまた門衛達のことも尊く思われ、彼らの名前をも記録するようにされました(17-27)。神様は木を割る人であっても、水を汲む人であっても、門番であっても、どんな姿であっても神様に仕えることを尊く思われる方です。

適用:祭司とレビ人だけが尊ばれるのか

一言:ギブオン人と門衛も同じように尊い


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