聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2020]

2020年 04月 13日 (月)

歴代誌第一11:1-9(9)
万軍の主がともにおられる

 神様はダビデを王とし、彼とともにおられるという約束の御言葉を成就しました。万軍の主がともにおられたのでダビデはますます大いなる者となりました。このような歴史的事実は、 歴代誌が書かれた時代のイスラエルの民にとって、どのような意味があるのでしょうか。当時のイスラエルは、バビロンで捕囚となっており、暗い歴史の真っただ中に置かれていました。そのような自分たちの弱い境遇ばかりを見つめていると、希望を失い、座り込んでしまうしかないでしょう。しかし、ダビデに約束した通りに、彼をイスラエルの王とした神様を考えるとき、明るい希望溢れる未来を思い描けるようになります。ダビデとともにおられ、ますます大いなる者となるようにしてくださった万軍の主は、今もなお、イスラエルとともにおられ、力ある御業を成されます。御言葉通りにダビデを王とした神様は、御言葉通りにすべてのことを成される万軍の主です。

適用:どうすれば力を得ることができますか

一言:万軍の主がともにおられる



2020年 04月 14日 (火)

歴代誌第一11:10-47(10)
ダビデの勇士たち

 彼らは、なぜ自分の命をも顧みずに、危険を冒してまで忠誠を尽くすことが出来たのでしょうか。それは、ダビデが神様に尋ね、神様のために戦う人だったからです。そんなダビデを見て、ダビデを王とし、忠誠を尽くすことが神様の御心であることが分かりました。それだけでなく、自分たちの命をも大事に思ってくれるダビデ王の気持ちが汲み取れたからです。ダビデは、三勇士が命懸けで汲んで来た水を、たやすく飲むことができませんでした。三勇士の命のような水を主に捧げました。ダビデは勇士たちの命を大事に思う王でした。そんなダビデ王だったので、数多くの勇士たちが忠誠を尽くすことができたのでしょう。ダビデ王国は、一人きりの力で出来上がったのではありません。このような勇士たちを含め、名もない裏方の数多くの勇士たちの献身によって建てられました。神様のために戦う人、神様が遣わしてくださった主の勇士を大切に思う人を通して、神様はこの地に神の国を建てられます。

適用:どんな姿勢で戦っていますか

一言:ダビデの勇士たちのように


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