聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2020]

2020年 06月 23日 (火)

歴代誌第一22:2-19(5)
主の宮を建てる用意をしておいたダビデ

 ダビデは、御怒りを止めてくださった神様のために主の宮を建てたいと考えていました(7)。しかし神様は、ダビデが主の宮を建てることをお許しになりませんでした。ダビデは戦争をしながら多くの血を流したからです(8)。神様は、彼の息子ソロモンを立てて神様の御名のために主の宮を建てるようにされると言われました。ソロモンは穏やかな人となり、周りの敵から守られ、安息を得て、イスラエルに平和と平穏を与えるとも、主は言われました。王として主の宮を建てることは、自分の名を現す絶好の機会でした。ダビデが主の宮を建てるなら、その神殿は「ダビデの神殿」と人々から呼ばれたでしょう。
 しかしダビデは自分の計画よりも、神様の御言葉に従いました。そして彼は息子ソロモンのために神殿建築の準備をしました。石材や鉄、青銅や杉材を数えきれないほど用意しました。それだけではなく、ソロモンの心も準備させました。彼はソロモンが主の律法を守るように勧告してあげました。なぜなら主の宮を建てることは、神様がともにおられる時に可能だからです。またダビデはイスラエルのすべての長たちにソロモンを助けるように命じました。彼がこのように準備できたのは、自分のためではなく神である主の御名のために宮を建てたい心があったからでした。主の御名のために働く人は、神様の御心に従います。自分の名が現れないとしても後世のために準備することをします。このような準備があったからこそ、ソロモンは主の御名のために雄大で美しい神殿を建てることが出来ました。


適用: 誰のために働きますか

一言: 主の御名のために


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