聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2020]

2020年 08月 05日 (水)

歴代誌第一29:1-9(5)
自ら進んで主に献げる者はいないか

 神様に選ばれたものの、ソロモンはまだ若く力もありませんでした。宮の建築は大工事です。しかも、それは大切な工事です。なぜなら、人のための家ではなく、神様のための家を建てるからです。ダビデ自身は、力を尽くして、宮を建てるのに必要な材料を準備しました。あらゆる宮の器具を作るための、多くの量の金、銀、青銅、鉄を準備しました。また、木やさまざまな宝石と、美しい石も準備しました。彼は、これらすべてのものを自ら進んで献げました。それだけではなく、宮を慕い求める心から、個人が所有する金と銀も献げましたが、その量は、オフィルの金三千タラントと精錬された銀七千タラントでした。そして今、ダビデは民に尋ねました。「今日、自ら進んで、その手にあふれるほど主に献げる者はいないか。」すると、すべての一族の長たち、イスラエルの各部族の長たち、千人隊長、百人隊長、王家の執務の長たちがみな、自ら進んで献げました。彼らが献げた物は、金五千タラント一万ダリク、銀一万タラント、青銅一万八千タラント、そして、鉄十万タラントでした。宝石を持っている者は、主の宮の宝物倉に献げました。指導者たちが自ら進んで献げた時、彼らに喜びが満ち溢れました。民も、喜び、ダビデも大いに喜びました。
 指導者たちがまず、喜んで献げる時、民にも大きな喜びが臨みます。すべての人が、心を一つにして、神様の宮を築いていくようになります。神様に献げる時、自分の持ち物が最も尊く用いられるようになります。私たちが神様の霊的な宮の建築の御業に、まず自ら進んで献げることができるように祈ります。


適用:自ら進んで献げていますか

一言:自ら進んで



2020年 08月 06日 (木)

歴代誌第一29:10-30(14)
ダビデの感謝の祈り

 宮の建築のために、すべての準備を終えたダビデは今、神様に感謝の祈りをささげます。彼はまず、神様の御名をほめたたえ、主の主権を高めました。すべての偉大さ、力、富はみな、神様から来ました。そのため、神様にささげるのは当然のことです。神様にささげることができるのは光栄なことです。「このように自ら進んで献げる力を持っているとしても、私は何者なのでしょう、私の民は何者なのでしょう。」ダビデは、限りなく力のない者を召され、イスラエルの王として立て、宮まで建てるようにしてくださったことに、感謝が溢れました。神様の御前で、自分がどれだけ足りない者か、を知っている人は傲慢になりません。自分の義を前に出しません。主にささげても、それを損だとは思いません。主の御業に参加することが大きな特権であり、感謝だと考えます。
 何の資格もない私たちが、主の十字架の恵みによって救いを受け、神様の御業に用いられることがどれだけ大きな恵みなのでしょうか。自分のものを主にささげるのではありません。主の御手から受け取ったものを、主にささげるのです。自分がいくら献身したからといって、誇ることはできません。ただ、主の恵みを誇るだけであり、主に用いられることに感謝するだけです。私たちが地上にいる日々は、影のようなものであり、望みもありません(15)。私たちの望みは、将来神様の国に入ることであり、神様の国を拡張する御業に用いられることです。ダビデは、自分の民も、心をいつも神様にささげることを願いました。息子ソロモンも御言葉に聞き従い、宮を建てることを祈りました。ダビデの祈りの中で、ソロモンが王として立てられました。父ダビデの信仰を継承したソロモンは、すべてにおいて成功し、すべての王よりも優れた者になりました。自分の本分を知り、心を尽くして主に対して忠実な者が、祝福を受けます。自ら進んで、喜びの中で主にささげる者を、主は祝福してくださいます。


適用:謙遜に、喜ぶ心でささげていますか

一言:私は何者なのでしょうか


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