2019年 11月 15日 (金)
主への堅い決意
イスラエルの民たちは過去の罪を告白しました。しかし、先祖たちのような過ちを繰り返さない保証はどこにもありませんでした。そこで彼らは主の恵みに頼る一方で、二度と同じ罪を繰り返すまいと堅い決意をします。神様と人の前で堅い盟約を結び、誓約書に書き記して印を押しました。総督ネヘミヤを始めとした祭司たち、レビ人たち、多くの指導者たちが誓約書に捺印しました。本文には彼らの名前が記されています。
誓約の内容は、「私たちの娘をこの地の民たちにとつがせず、また、彼らの娘を私たちの息子にめとらない」から始まります。イスラエルの堕落の原因は異民族との結婚にあったことを彼らはよく知っていました。律法においても禁じられている(申命記7:3,4)この戒めを守ると決意しました。安息日に売買せずよく守ると決意しました。安息年には土地を休ませ、すべての負債を取り立てないと決意しました。次に、神の宮のためのささげ物や十分の一に関する掟をきちんと守ると決意しました。彼らは神の宮のことを神様がご臨在なさる場所で、神様が会ってくださる場所であると知っていながらもおろそかにしていました。彼らは神様の宮の礼拝のために毎年シェケルの三分の一を捧げると定めました。初物と十分の一を捧げると誓約しました。こうして、神様の宮をなおざりにしないと決意しました。
悔い改めは、過去の罪のために泣いてばかりいることではありません。そこからは、何も始まりません。過去の罪から離れるだけではなく御言葉に聞き従う決意をし、そこから再スタートを切ることです。掟を守り行うために誓約に捺印し、過去の罪への道を完全に封鎖しなければなりません。
適用:過去の罪を清算するためにどんな措置を取りましたか
一言:決断と署名
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