Ⅰ．私と戦う者と戦ってください(1-10)
　ダビデの敵たちは絶えずダビデを追いかけて来ました。何の理由もなしに、彼を捕まえて、いのちを害そうとしました。ダビデは神様がこのような者の道を封じてくださるように祈ります。ダビデは理由なしに自分を害そうとする者たちと直接ぶつかって、戦おうとしませんでした。正しい神様に頼り、神様が戦ってくださるように、祈りました。
Ⅱ．どうか私のたましいを彼らの略奪から、・・・奪い返してください。(11-28)
　ダビデは、悪い者たちが病の時に、彼らのために断食して祈りました(13)。彼らを友だちや兄弟のように接し、彼らの悲しみを自分の悲しみとしました(14)。ところが彼らはダビデの善意に対して、悪意で返しました。彼らは、ダビデがつまづくと喜び、相つどい、ダビデを中傷し、あざけり、ののしり、歯ぎしりしました。人はそのように扱われると怒り、自分の力で敵から自分の身を守ろうと、人間的に争いやすいです。しかしダビデはその苦しみの中でも、神様に助けを求めました。「わが主よ。いつまでながめておられるのですか。どうか私のたましいを彼らの略奪から、私のただ一つのものを若い獅子から、奪い返してください。」(17)また神様が自分に勝利を与え、その敵たちによって「主は大いなるかな」という賛美が出るように頼みました(27)。このように試練の時に祈ることでダビデは悪を義で返す者であり、忍耐と謙遜を備えた信仰の人として成長することができました。

祈り：主よ！私が人と戦わずに祈ることで、義を持って悪に打ち勝つ徳のある者として成長するように助けてください。

一言：試練の時に祈りを