聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2021]

2021年 05月 08日 (土)

詩篇35:1-28(9)
御救いの中にあって、楽しみます

 この詩は、自分に害を与えようとする敵から救ってください、と求めるダビデの詩です。ダビデは、私と争う者、私に追い迫る者、私のいのちを求める者、私に対してわざわいを謀る者たちを退けて、私を救ってください、と祈ります。何の過ちもないのに、彼らは理由もなしに、ダビデを殺そうとしています。偽りの証人たちが出て来て、彼が知らないことを問い詰めました。彼らは悪をもって善に報おうとしました。それでもダビデは、このような彼らが病の時、粗布をまとい、断食し、悲しみ、祈ってあげました。まるで兄弟や母親に向けられたもののように、行いました。しかしダビデが苦難に陥ると、彼らは共に集まって、喜び中傷しました。ダビデは神様に、いつまで眺めておられるのですか、と嘆願しました。私を滅ぼそうとする者たちから救ってください、と祈ります。主はこの全てのことをご覧になったので、黙って見ておられずに、主の公義に従って、私を判断し、敵が恥ずかしみを受けるようにしてください、と訴えました。それで主に感謝し、主の義を語り、賛美できるようにしてくださいと祈りました。

 悔しく思う苦難が続き、祈りをしても、神様は眺めているだけでした。しかし、ダデビは神様の救いを疑いませんでした。神様はこのすべてのことを見守っておられ、公義に従って彼を判断し、敵を滅ぼしてくださることを信じました。神様の義と救いを賛美するようになる日を仰ぎ見て、祈りました。私たちも、この世で理由もなく苦難を受ける時があります。正しく生きようとする時、世の中から妬まれ、憎まれます。しかし、神様は見守っておられます。ついに、神様が公義に従って判断してくださる時が来ます。悔しく思う苦難の中にいる時、私たちは落胆せずに、救いと公義を行われる神様を仰ぎ見て、祈らなければなりません。



適用:苦難の中で、不平不満がありますか

一言:主の義を語り、賛美せよ


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