聖書別日ごとの糧   >>   箴言[2006]

2006年 11月 27日 (月)

箴言6:1-11
蟻のところへ行き、知恵を得よ


Ⅰ.保証人になってはならない(1-5)

 世の中には軽率に保証人となって財産を失い、苦しい立場に立たされる人が多くいます。信じる者は、対面や義理、義侠心のためにむやみに保証人にならないように注意しなければなりません。もし保証人になって苦難に陥ったのであれば、すぐに行って謙遜に求め、鳥がわなから抜け出すように、すばやく自分を救い出さなければなりません(5)。これは自分だけの利己的な生活のためではなく、軽率な保証によって財産と友だちを失い、信仰までも捨てるようになる愚かさを避けるためです。また責任のある社会生活をするためです。

Ⅱ.なまけてはならない(6-11)

 なまけ者は蟻のところへ行き、そのやり方を見て、知恵を得なければなりません。蟻には指導して監督する者がいませんが、みずから熱心に働いて、夏の間は冬の食物を確保します。しかしなまけ者は将来の計画を立てたり、備えたりしません。「しばらく眠り、しばらくまどろみ、しばらく手をこまねいて、また休む。」(10)。彼らは根拠のない楽観主義によって青春を浪費します。このような者には貧しさは浮浪者のように、横着者のようにやって来ます(11)。若い時は睡眠を削って、蟻のように熱心に勉強をし、働いて未来に備えて行かなければなりません。


祈り:主よ!私が安逸と怠けで、神様を悲しませた罪を悔い改めます。今蟻を見習って熱心に働きます。

一言:熱心に働く蟻を見習え



2006年 11月 28日 (火)

箴言6:12-35
訓戒のための叱責はいのちの道である


Ⅰ.主の憎むもの(12-19)

 よこしまな者や不法な者は目くばせをし、足で合図し、悪を計ります。いつも心はねじれ、寝ても覚めても争いをまき散らします。このような人は突然災害がやって来て、たちまち滅ぼされます。なぜなら彼らはいやされることはないからです(15)。神様が憎む七つのものは、高ぶる目、偽りの舌、罪のない者の血を流す手、邪悪な計画を細工する心、悪へ走るに速い足、まやかしを吹聴する偽りの証人、兄弟の間に争いをひき起こす者です(16-19)。このような者は神様を恐れようともせず、人のいのちよりものを尊く思います。このような者には神様の怒りが臨むようになります。

Ⅱ.命令はともしびであり、おしえは光(20-35)

 信じる者は父の教えを守り、母の命令をいつも心に刻まなければなりません。そうする時、命令はそのひとを保護するともしびとなり、おしえは導く光となり、また訓戒のための叱責はいのちの道になります。しかし人の心の中にはいつも悪い考え、淫乱、情欲で満ちています。これはまるで火をふところにかき込んでいるようなものです。火をふところに抱くと着物が焼けるように、情欲の罪を犯すと結局は財産といのちを失うようになり、そのたましいも滅びるようになります(32)。情欲に打ち勝つ方法は神様の御言葉に従うことだけです(詩119:9)。


祈り:主よ!主の御言葉だけがいのちの道であることを信じます。主の御言葉によって情欲の心を治めるように助けてください。

一言:いのちの道は御言葉だけ


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