聖書別日ごとの糧   >>   箴言[2006]

2006年 12月 02日 (土)

箴言9:1-18
私たちを招く二つの宴会

Ⅰ.知恵の宴会(1-12)
 知恵は七つの柱を据え、大きく丈夫な家を建て、いけにえをほふり、ぶどう酒に混ぜ物をし、豊かな宴会を整えました。そしてその小娘にことづけて、町の高い所で公開して民を招きます。「わたしの食事を食べに来なさい。わたしの混ぜ合わせたぶどう酒を飲み、わきまえのないことを捨てて、生きなさい。悟りのある道を、まっすぐ歩みなさい。」(5,6)。知恵は、愚かな者、わきまえのない者を招きます。この招きに応じる者は知恵ある者の助けによって、ますます知恵を得て、理解を深めるようになります。またいのちと幸せを得るようになります(7-12)。
 ここで知恵はイエス様です。イエス様はそのしもべを通して、私たち人間を天の御国の宴会に招かれます。すなわち、飢え渇いた私たちのたましいを豊かにさせるいのちの食物を与え、永遠のいのちと勝利の人生、幸いな人生を生きる知恵を与えるために天国の宴会に招かれます。この招きは恵みの招きです。この招きに応じる者は幸いな者です。
Ⅱ.遊女の宴会(13-18)
 愚かな女も町の高い所に座り、自分の道をまっすぐに歩いていく人に向かって叫びます。「わきまえのない者はだれでもここに来なさい。」(17)。愚かな女の招きの中には、密かな快楽を与えるという誘惑があります。しかしそこには神様の真理と道徳がありません。世の中には異端の遊女、混合主義の遊女などが甘いことばで、人を死の宴会に招いています。

祈り:主よ!私が日々入って来る遊女の誘惑を退け、いのちに導くキリストの御声に耳を傾けるように助けてください。

一言:私は知恵の宴会に行く


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