聖書別日ごとの糧   >>   箴言[2006]

2006年 12月 04日 (月)

箴言11:1-31
正しい者と悪者の人生に対する姿勢

Ⅰ.正しい者の個人生活の知恵(1-8)
 正しい者は見えない神様を意識して、はかりをごまかしませんが、悪者は現実の利益のために欺きのはかりを用います(1)。正しい者は神様の御前で自分を低くし、謙遜に行ないますが、悪者は人の前で傲慢に行ないます(2)。正しい者は神様を意識して誠実に生きますが、悪者は自分の利益のために裏切ります(3)。悪者は財産を求めますが、正しい者は神様が喜ばれる正義を求めます(4)。しかし正しい者はその正しさによって道が平らにされ、悪者はその悪事によって倒れるようになります(5)。
Ⅱ.正しい者の共同体生活での知恵(9-31)
 悪者は隣人をさげすみ、他人の秘密を漏らし、隣人を滅ぼそうとします。しかし真実な人は隣人の秘密を隠し(9-13)、優しく、誉れをつかみます(16,17)。また自分だけが豊かになるために財産を独り占めせずに、隣人のためにばらまいて救済し、隣人を潤そうとします(24)。知恵のない者は財産中心の価値観を持っていますが、知恵ある者は財産より人をより尊く思います(28,30)。
 このように神様の知恵に従って生きる正しい者は共同体に喜びを与え(10)、人といのちを得て、平安を享受し(14,30)、誉れと財産を得て(16)、いのちに至ります(19,30)。与える生活をしても、さらに豊かになり、潤されるようになります(24,25)。

祈り:主よ!私が神様の知恵に従って利己心と裏切りと残忍を悔い改め、神様の御前で正直に行ない、他人を潤す生活をします。

一言:悪者の知恵に従って歩まず、正しい者の知恵に従いなさい


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