聖書別日ごとの糧   >>   箴言[2006]

2006年 12月 06日 (水)

箴言15:1-33
柔らかな答え

Ⅰ.柔らかな答え
 怒りを引き起こした時、愚かな者は過激な言葉で愚かさを吐き出しますが、知恵ある者は柔らかな答えで善を行ないます。柔らかな答えは憤りを静め(1)、穏やかな舌はいのちの木です(4)。私たちが柔らかな答えをするためには、どこにでも悪人と善人とを見張っておられる神様の前で生活しなければなりません(3)。すべてのことを神様の正しい主権に任せ、神様の慈愛を現そうとしなければなりません。神様は悪者のいけにえを忌み嫌い、正しい者の祈りには喜ばれます(8)。
Ⅱ.本当の幸せ
 心に喜びがあれば顔色を良くし、心に憂いがあれば気はふさぎます。心に多くの憂いがある者は毎日が不吉の日です。しかし心に楽しみがある人には毎日が宴会のようです。人の幸福は多くのものを所有していることにあるのではありません。わずかな物を持っていて主を恐れることで心に喜びがあるのが、多くの財宝を持っていて恐慌があるのにまさります(16)。また野菜を食べて愛し合うのは、肥えた牛を食べて憎み合うのにまさります(17)。謙遜で多くの助言者を得る者は成功するようになります(22)。それゆえ、たとえ貧しくても神様を恐れ敬い、謙遜に訓戒を受け入れ、互いに愛しながら生きる人こそ、本当に幸せな人です。

祈り:主よ!私が感情と怒りの中で愚かな言葉を吐く者にならず、柔らかく良い言葉で神様に祈る者になるように助けてください。

一言:穏やかな舌はいのちの木


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