聖書別日ごとの糧   >>   箴言[2006]

2006年 12月 18日 (月)

箴言26:1-28
愚かな者

Ⅰ.愚かな者、なまけ者(1-16)
 愚かな者には誉れがふさわしくありません(1)。ここで「愚かな者」とは神様の御言葉を聞かず、自分の考えで行なう人を指します。愚かな者が誉れある職分につくことは、夏に雪が降り、刈り入れ時に雨が降るようなものです。ふさわしくないどころか、むしろ害になります。
 人間的な能力がちょっとあるからと言って、愚かな者に指導者の誉れを与えると、彼によって多くの人々が苦痛を受けるようになります。愚かな者は悔い改めず、学ばないため、犬が自分の吐いた物を食べるように、自分の愚かさをくり返します(11)。愚かな者の背にふさわしいものはむちだけです(3)。
 なまけ者は「道に獅子がいる。ちまたに雄獅子がいる。」と言います(13)。なまけ者は、戸がちょうつがいで回転するように、いつも寝台の上でころがります(14)。その手を皿に差し入れても、口に持っていくことをいとい、そうしながらも自分を知恵のある者と思います(16)。
Ⅱ.偽りを話す者(17-28)
 自分に関係のない争いに干渉する者は、犬の耳をつかむ者のように愚かな者です(17)。自分の隣人を欺きながら、「ただ、戯れただけではないか。」と言いながら回る者は、殺人者のようです(18,19)。口で飾り、心でうまくごまかし隠せても、必ずその悪は集会の中に現われます(26)。その人は墓穴を掘る愚かな者です。

祈り:主よ!私の愚かな心を悔い改めます。謙遜に神様の御言葉を聞くことで、知恵ある者にしてください。

一言:愚かさを捨てよう


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