聖書別日ごとの糧   >>   箴言[2006]

2006年 12月 28日 (木)

箴言29:1-27
あなたの子を懲らせ

Ⅰ.正義を行なえ(1-14)
 いくら責められても、なお、うなじのこわい者は、たとえ彼が王であっても、突然滅ぼされるようになります。指導者が正義によって国を治める時、民たちは喜んで、その国は固くなります。しかし指導者が賄賂を好み、不義で国を治めると、民たちは嘆き、国は滅びます。指導者は貧しい者の事情を知らなければならず、暴力を奮ってもいけません。主は、貧しい者にも虐げられる者にも同じ恵みを施されます。それで指導者は、特に貧しい者を誠実にさばかなければなりません。そうすればその王座はとこしえまでも堅く立ちます。
Ⅱ.あなたの子を懲らせ(15-27)
 両親はわが子を愛するあまり、懲らしめのむちを控えてしまいがちです。しかし聖書は「むちと叱責とは知恵を与える。わがままにさせた子は、母に恥を見させる。」とあります(15)。むちと叱責は一時的には苦しみを与えますが、善悪の分別力を与え、自制する力を与えます。このように懲らしめを受けて育った子どもは両親を敬います。「あなたの子を懲らせ。そうすれば、彼はあなたを安らかにし、あなたの心に喜びを与える。」(17)。しかし愛だけを受けて、訓練を受けずに育った子どもは、むしろ両親を軽んじ、背徳者になってしまいます。それで子どもの正しくない行ないに対しては、はっきりと懲らしめ、むちも打たなければなりません。

祈り:主よ!子どもたちのあやまちを見ても、叱責のむちを打たなかったことを悔い改めます。今からは懲らしめのむちを上げます。

一言:懲らしめのむちも大きな愛


<<(1)    前のページ(25)    26    次のページ(27)    (28)>>

聖書別日ごとの糧