聖書別日ごとの糧   >>   箴言[2013]

2013年 10月 01日 (火)

箴言6:1-11
蟻のところへ行き、知恵を得よ

1.誓約をしてはならない(1-5)
 世の中には、軽率にも保証人になって、財産を失ってしまい、苦境に立たされた人々が多くいます。信じる人々は、体面や義理、人情からむやみに誓約をしないように、注意しなければなりません。もし、保証人になって苦境に処せられた時、すぐに行って謙遜に求め、鳥が鳥を取る者の手からのがれるように、すぐに自分を救い出さなければなりません(5)。これは、自分だけのための、利己的な生活のためではなく、軽率にも保証人になったことで、財産と友だちを失い、信仰も捨てるようになる愚かさを避けるためのものです。また、責任のある社会生活をするための、ものです。
2.怠けてはいけない(6-11)
 なまけ者は蟻のところへ行き、その生き方を見て、生きる知恵を得なければなりません。蟻には、彼らを指導し、監督する者がいませんが、自分から熱心に働き、夏のうちに、冬の食物を確保します。しかし、なまけ者は、未来を設計したり、誠実に準備したりしません。「しばらく眠り、しばらくまどろみ、しばらく休もう。」と言って、無駄な時間を過ごします(10)。彼らは、根拠のない楽観主義で青春を浪費します。このような人々には、貧しさが強盗のように、突然襲い掛かり、横着者のようにやって来ます。それで、若い時には、眠りを削り、蟻のように熱心に勉強し、働いて、未来を準備していかなければなりません。

祈り:主よ!私が安逸と怠け心で、神様を悲しませて来た罪を悔い改めます。今、蟻を学んで、熱心に働きます。

一言:熱心に働く蟻を学ぼう



2013年 10月 02日 (水)

箴言6:12-35
訓戒のための叱責はいのちの道

1.主の憎むもの(12)
 よこしまな者や不法な者は、目配せしを、足で合図して、悪を計ります。いつも、心が歪んでいて、争いをまき散らします。このような人は、突然災害がやって来ると、たちまち滅ぼされてしまいます。なぜなら彼を着ける者が誰もいないからです(15)。主ご自身の忌みきらうものが七つあります。高ぶる目、偽りの舌、罪のない者の血を流す手、邪悪な計画を細工する心、悪へ走るのに速い足、まやかしを吹聴する偽りの証人、兄弟の間に争いをひき起こす者です(16-19)。このような人々は神様を恐れず、人のいのちよりも、金銭をもっと大切に思います。このような人には、神様の怒りが下ります。
2.命令はともしび、おしえは光(20-35)
 信じる者は父の命令を守り、母の教えをいつも心に刻まなければなりません。そのようにした時、命令はその人を保護するともしびになり、おしえはその人を導く光になります。しかし、人の心の中には、あらゆる悪の考え、淫乱、情欲で満ちています。これは、まるで、火をふところに置くようなものです。火を抱いているなら着物が燃えるように、情欲の罪を犯すなら、結局は、財産といのちを失うようになり、そのたましいも滅んでしまいます(32)。情欲に打ち勝つ道は、神様の御言葉に従うことしか、ありません(詩119:9)。

祈り:主よ!主の御言葉だけが、いのちの道であることを信じます。主の御言葉で、情欲の心を治めるように、助けてください。

一言:いのちの道は、御言葉だけ


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