聖書別日ごとの糧   >>   箴言[2013]

2013年 10月 21日 (月)

箴言25:1-14
事を探るのは王の誉れ

 事を隠すのは神の誉れであり、事を探るのは王の誉れです(2)。神様の創造や神様の摂理、そして、神様の統治方法や救いの御業などは隠されていて、人の理想や知恵では知ることができません(申29:29,ロマ11:33)。神様は、人間を超越して、働かれる方です。しかし、神様が立てられた王は、このような神様の働きを探り、神様の摂理と御旨に従って、民たちによく仕えなければなりません。このようにすることが、王の誉れです。
 神様は、イエス・キリストを通して、神様の全てのことを啓示してくださいました(ヨハ14:9-11)。私たちが、幼子のように謙遜な心で、主の御言葉を聞く時、神様が御霊を通して、隠された神様の御業を知らせてくださいます(マタ11:25,1コリ2:10)。神様の御業を探り、知り、人を助けられるのがクリスチャンの誉れです。
 しかし、このようにするには、鍛錬されなければなりません。それは、銀から、かなかすを除き、練られて良い器ができるの、と同じことです(4)。王は、権力を強化することより、権力に伴う悪を取り除くと、その王座は義によって堅く据えられます(5)。
私たちが隣人と争う時も、弁論だけ言い、他人の秘密を漏らしてはいけません(9)。特に、感情を介入させ、悪い推測をして、その人を冒涜することはなくさなければなりません。特に、忠実さを学び、私たちを遣わしてくださった神様を喜ばせなければなりません(13)。

祈り:主よ!私が主の御業を探り、主の御旨に従って、人に仕える王のような霊的な指導者になるように、助けてください。

一言:神様の御業を探る指導者



2013年 10月 22日 (火)

箴言25:15-28
柔らかな舌は骨を砕く

1.柔らかな舌は骨を砕く(15-18)
 一般的に、自己主張だけをするなら、役人の心を更にかたくなにします。耐え忍び、忍耐強く、真心込めて説けば、首領の心さえも動かすことができます(15)。過激で威嚇の言葉は、相手を屈服できるかのように見えますが、そのような言葉は、相手の心を、更にかたくなにするだけです。謙遜で柔和で、真実な言葉は、弱く見えますが、かたくなな相手の心を砕き、敵対感情を抱いていた者も友として得ることができるようにします。一言で、柔らかな舌は骨を砕きます。しかし言葉は、その人の心から出て来ます。それで言葉に注意する前に、イエス様を心にお迎えして、学ぶことに力を入れなければなりません。
 蜜がおいしいからと言って、食べ過ぎるなら、吐き出してしまいます(16)。いくら良い物であっても、度が過ぎれば、むしろ害になります。利益があり、おもしろいから、と言って、隣人に対して、偽りの証言をする人は、こん棒、剣、また鋭い矢のような人です(18)。
2.善によって、悪に打ち勝ちなさい(21-28)
 神様は、「敵が飢えているなら、パンを食べさせ、渇いているなら、水を飲ませよ。」と言われました(21)。そのようにするのは、燃える炭火をその人の頭に積むことになります。すなわち、敵に復讐することより、むしろ善を行なうなら、その人の良心に打撃を与え、悔い改めるように助けることができ、自分も神様の報いを受けるようになります。クリスチャンたちは、悪で悪に報いてはならず、善によって、悪に打ち勝たなければなりません(ロマ12:21)。

祈り:主よ!私が、やわらかな舌で人の心を得て、善によって悪に打ち勝つ者になるように、助けてください。

一言:やわらかな舌


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