聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2006]

2006年 06月 06日 (火)

イザヤ書7:1-25
主みずから、あなたがたに一つのしるしを与えられる。


Ⅰ.「気をつけて、静かにしていなさい。」(3-9)

 ユダの王アハズの時に、アラムと北イスラエルが連合してエルサレムに攻めて来ました。その時アハズ王と民は林の木々が風で揺らぐように動揺しました。そこで神様はアハズに、「気をつけて、静かにしていなさい。」と言われました(4)。そして「アラムの王レツィンとレマルヤの子は二つの木切れの煙る燃えさしに過ぎないので、恐れてはならない」と言われました。なぜなら神様は彼らの悪事を粉砕されるからです。

 アハズと民たちは神様だけを信じて静かにしていなければなりません。もし信じなければ、アラムと北イスラエルのように滅亡するようになるのです。

Ⅱ.その名を「インマヌエル」と名づける(10-25)

 神様は、アハズがしるしを求めることで、神様が共におられることを確認して見ることを、願われました。しかしアハズは謙遜なふりをして、これを拒みました。これはアッシリヤに頼る心があったからです(Ⅱ列16:7-9)。アハズは神様の助けを拒否することで神様を煩わせました。結局アッシリヤの侵略を受けるようになります(15-25)。しかしアハズの拒絶にも関わらず、神様がみずからひとつのしるしをくださいました。「見よ。処女がみごもっている。そして男の子を産み、その名を『インマヌエル』と名づける。」(14)。神様は恐れおののく民と共におられました。また約730年後に自ら肉の体を着て、この地に降りて来られることで、罪深い人間と共におられました(マタ1:23)。神様が共におられる時、何も恐れるものはありません。神様が共におられることを信じる時、険しい世の中でも勝利の人生を生きるのです。


祈り:主よ!主が私とこの民と共におられるので恐れません。

一言:インマヌエル


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