聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2006]

2006年 06月 07日 (水)

イザヤ書8:1-15
本当に恐れ、おののくもの


Ⅰ.マヘル・シャラル・ハシュ・バズ(1-8)

 神様はイザヤに子どもの名前をマヘル・シャラル・ハシュ・バズ(侵略が早く来るという意味)と名づけるように言われました。その名前は北イスラエルの運命を預言していました。それはイスラエルがゆるやかに流れるシロアハの水のような神様を捨てて、同盟国に頼ったからでした(6)。結局アッシリヤの軍隊が洪水のように彼らを覆うようになります。それだけではなく、その水が満ち溢れ、ユダの首まで達するようになるのです。

Ⅱ.本当に恐れおののくもの(9-15)

 このような中でイザヤは周辺の民族のはかりごとが立たないことを確信しました。それは神様がユダと共におられることを信じたからです。イザヤは民たちに周りの民族が同盟を結んでも、彼らを恐れてはならずおののいてもならず、ただ「万軍の主を恐れ、おののきとせよ」と言いました(14)。しかし神様を恐れないものはつまづき、倒れて砕かれ、捕らえられるようになります。

 私たちも北朝鮮を恐れ、人を恐れやすいです。彼らによって自分の国が滅ぼされるようであり、自分が滅びるように思えます。しかし国の興亡、人生の幸不幸は神様の手にかかっています。神様だけに頼る時、神様は避け所となり、盾になってくださいます。


祈り:主よ!私が多くの敵の中にいますが、シロアハの水であり、聖なる裂け所である主を恐れ頼ります。助けてください。

一言:この方を、あなたがたの恐れ、この方を、あなたがたのおののきとせよ。



2006年 06月 08日 (木)

イザヤ書8:16-22
このおしえをわたしの弟子たちの心のうちに封ぜよ


Ⅰ.このあかしをたばねよ(16-18)

 神様はイザヤに言われました。「このあかしをたばねよ。このおしえをわたしの弟子たちの心のうちに封ぜよ。」神様は御言葉を排斥する者たちに御言葉をお与えになりません。主の御言葉を慕い求め、これに聞き従おうとする弟子たちに御言葉をくださいます。イザヤは今弟子養成に力を入れています。

 神様はかたくなな民たちに対して、御顔を隠しておられます。しかしイザヤはこのような絶望の中でも、神様を待ち仰ぎ見ています。イザヤは神様が彼とその子どもたちを、民たちにしるしと不思議とされたことを知っていました。彼は全ての人々がみな神様を裏切っても、神様を仰ぎ見、弟子たちに御言葉を教える生活を担いました。不従順の人によって心に苦痛がないでしょうか。謙遜に学ぶ心がある者を探して、弟子養成をする時です。

Ⅱ.苦難と苦悩の暗やみ(19-22)

 民たちが神様の御言葉を聞かなかった結果、どうなりますか。彼らは霊媒や、口寄せに尋ねるようになります。結局彼らは朝の光を見ることができず、さまよい、苦しみ、霊的に飢えるようになります。

 神様を離れた彼らには苦難とやみ、苦悩の暗やみだけです(22)。本当に神様の御言葉だけが人々の光であり、真理であり、いのちになります。


祈り:主よ!この時代、人々が神様の御言葉に耳を傾けません。私が疲れた人を嘆かずに、イザヤのように神様を仰ぎ見て、弟子養成に力を入れるように助けてください。

一言:辛い時ほど、弟子養成に力を入れよ


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