聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2006]

2006年 06月 12日 (月)

イザヤ書11:1-16
エッサイの根株から出るメシヤ


Ⅰ.メシヤの上に主の霊がとどまる(1-5)

 メシヤはダビデの子孫であり、エッサイの根株から出るようになります。そしてその方の上に主の霊、すなわち知恵と悟りの霊、はかりごとと能力の霊、主を知る霊と主を恐れる霊がとどまるようになります(2)。その方は主を恐れることを喜びとし、また正義と公正で世をさばかれます。

 私たちは目の見るところによってさばき、耳の聞くところによって判決を下すために、私たちのさばきは正確ではありません(3)。私たちの偏見、無知、早とちり、傲慢と欲望によって、あやまった判断をよくします。しかしメシヤは人のうわべを見ずに、内面を見て、真理によってさばかれます。私たちが不義の世の中で、どのようにして正直に生きることができますか。正義の裁判官である私たちの主の助けがなければなりません。知恵と主を恐れる霊がとどまらなければなりません。

Ⅱ.楽園が回復します(6-18)

 メシヤが来られる時、この世はどうなりますか。狼と子羊、ひょうと子やぎは互いに仲良くなります。その時にはねたみと競争、弱肉強食がなくなり、本当の平和が訪れるようになります。ここには害するものも、傷もありません。このような楽園はメシヤを通して、主を知る知識が地を満たすことで成し遂げられます(9)。それだけではなく、その日に国々が立ち返り、敵対していた彼らが互いに和解するようになります(13)。


祈り:主よ!私に主を恐れる霊をくださり、この地で正義を行ない、正直に生きるように助けてください。

一言:正義でさばかれるメシヤ


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