聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2006]

2006年 07月 14日 (金)

イザヤ書36:1-22
サタンの言葉を退けたエルサレムの民たち


Ⅰ.不信を植えるラブ・シャケ(1-20)

 「主が強くされる。」という御旨を持ったヒゼキヤは王になった後、異邦の神々を取り除き、高き所を撤去し、仕えていたアッシリヤを退けました(Ⅱ列18:3-8)。彼が国を神様の上に建てた時、アッシリヤの王セナケリブが大軍を率いて上って来て、エルサレムを取り囲みました(36:1)。セナケリブはどのようにしてユダを征服しようとしたのでしょうか。まず使者ラブ・シャケを送って、ヒゼキヤの使者たちに(2,3)、彼らの戦闘能力と彼らが頼るエジプトが何の役にも立たず、弱いものであることを指摘しました(10)。

 それだけではなく、ラブ・シャケは民たちが分かりやすいことばで、降伏すれば自分のぶどうといちじくを食べ、自分の井戸の水を飲ませると、甘い言葉で誘惑しました(13-17)。そしてどの神もセナケリブからその国を救うことはできないと威嚇しました(19,20)。彼は恐れと不信を植え、甘い言葉で誘惑し、不戦勝をしようとしました。サタンもこれと同じ方法で、信仰によって生きるクリスチャンたちを倒そうとします。

Ⅱ.ラブ・シャケの言葉を退けた民(21,22)

 ラブ・シャケの言葉を聞いて比べものにならない戦力の劣勢を見る時、民たちは恐れに陥って、アッシリヤ王に従いやすいのです。しかし彼らはヒゼキヤ王の信仰の言葉を聞いて、黙ることでラブ・シャケの言葉を退けました。サタンとは対話せずに、立ち向かわなければなりません。


祈り:主よ!私がサタンが植える不信と偽り、誘惑を退け、神様の民として生きるように助けてください。

一言:サタンの言葉に立ち向かえ


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