聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2006]

2006年 07月 15日 (土)

イザヤ書37:1-38
主の宮に入って行ったヒゼキヤ王


Ⅰ.祈るヒゼキヤ(1-20)

 世界最強国家の軍隊に包囲され、降伏を促されたヒゼキヤはどのようにしたのでしょうか。彼はこの危機の瞬間、衣を裂いて、神様の宮に入って行きました(1)。彼は危機の時に、全能なる神様に訪ねました。そして神様のしもべに祈りを求めました(3,4)。危機の時に神様に進み出て祈る人は本当に賢い人です。

 エルサレムの町でしばらくとどまっていたアッシリヤの王は再び降伏を促す書信を送りました。その時もヒゼキヤは神様の宮に上って行って、その手紙を開いて、万軍の主、唯一の主である神様がアッシリヤの手から彼らを救ってくださり、天と地と、すべての国々に神様の栄光が現れることを祈りました(14-20)。彼は本当に神様に頼る祈りの人でした。

Ⅱ.ヒゼキヤの祈りを聞かれた神様(21-38)

 神様はヒゼキヤの信仰の祈りを聞かれました。またアッシリヤの傲慢な言葉も聞かれました。神様はアッシリヤの鼻には鉤輪を、口にはくつわをはめ、もと来た道に引き戻そうとされました。そして穀物を植えて収穫するしるしをくださいました(29,30)。

 神様はこの御言葉通りに、アッシリヤ軍を打たれ、アッシリヤの王セナケリブもニネベに帰らせ、そこで殺されました。ヒゼキヤは祈りで敵を退け、民たちを生かすことができました。祈る人だけが神様の神秘的な力を体験することができます。


祈り:信仰の祈りを受け入れ働かれる主よ!今日世俗主義から人々のたましいのいのちを守ってください。私が問題にぶつかる時ごとに祈るようにしてください。

一言:主の宮に上って行こう


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