聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2006]

2006年 08月 05日 (土)

イザヤ書43:1-13
わたしのほかに救い主はいない


Ⅰ.恐れるな(1-7)

 イスラエルは患難の前で、恐れおののいていました。このようなイスラエルに神様はまず、ご自分とイスラエルがどんな関係であるのかを、知らせました。神様はイスラエルを形造り、贖ってくださいました。神様はイスラエルを指名し、呼ばれ、代価を払って買ってくださいました。一言で、イスラエルは神様の所有です。それで神様は責任を持ってイスラエルを保護してくださいます。水の中を過ぎても、火の中を歩いても、一本の髪の毛も燃えることがないように、守ってくださいます。神様はイスラエルをこの上なく愛され、高価で尊く思われます。それで恐れる必要がありません。

 今日も、イエス様を救い主として受け入れる者たちは、誰でも神様の子どもになります(ヨハ1:12)。新しいイスラエルになります(Ⅰペテ2:7-10)。このような人たちを神様はこの上なく愛され、高価で尊く思われます。

Ⅱ.あなたがたはわたしの証人(8-13)

 神様が私たちをキリストの尊い血によって贖ってくださり、その所有にされた目的は何でしょうか。神様の証人となり、神様だけが人々の救い主であることを証しするためです。

 神様は人々を憐れんでくださり、ひとり子イエス・キリストを救い主として遣わされました。誰でもイエス・キリストによらなくては、決して罪と死の権力から救いを得ることはできません。


祈り:主よ!この民を選ばれ、召され、主の所有にしてくださり感謝します。地の果てまで出て行って、主だけが人々の唯一の救い主であることを証しできるように助けてください。

一言:ただ、主だけが救い主



2006年 08月 06日 (日)

イザヤ書43:14-28
見よ。わたしは新しい事をする。


Ⅰ.荒地に川を設ける(18-21)

 神様はイスラエルを贖われた聖なる方です。また創造者であり、王です。この神様が新しい事を行なわれるので、先の事を思い出したり、昔の事を考えてはいけません。神様は何をされるのでしょうか。「わたしが荒野に水をわき出させ、荒地に川を流し、わたしの民、わたしの選んだ者に飲ませるからだ。」。これは神様がメシヤを遣わされ、メシヤを通して御霊をお与えになることを指します(ヨハ7:37-39)。

 金銭と悪霊が支配する時、世は荒野のようであり、荒地のようです。このような世の中で、神様が新しい事をされ、人々に御霊を注いでくださいます。私たちは神様を賛美するほかなりません。

Ⅱ.あなたの罪をぬぐい去る(22-28)

 イスラエルはこの驚くべき恵みを受けたにも関わらず、神様を呼び求めず、むしろ負担に思いました。神様に仕えず、あがめようともしませんでした。しかし神様はご自分の栄光のために、イスラエルの罪をぬぐい去り、思い出しません。

 イスラエルには、このような恵みを受けるだけの義がありません。全てが神様の一方的な愛であり、恵みです。神様は罪人たちの行ないを見ずに、無条件に恵みを施してくださいます。これが喜びの知らせ、すなわち福音です。


祈り:主よ!荒地のような私の人生に新しい事をなされ、新しい人生を生きるようにしてくださった主の恵みに感謝します。私が、主の成し遂げられる新しい御業に、喜んで参加します。

一言:新しい事を成される神様


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