聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2006]

2006年 08月 08日 (火)

イザヤ書45:1-13
自分を造った者に抗議する者


Ⅰ.クロスを通しての救い(1-8)

 神様はクロスに油を注いで立て、諸国が彼の前に降伏するようにされます。彼は神様を知りませんでしたが、神様はご自分の民、イスラエルのために彼を指名して召され、「わたしの牧者」(44:28)、「油そそがれた者」(1)のように栄光ある称号を与えます(4)。異邦人である彼がイスラエルを救う者になります。神様がこのようにされるのは、彼を通してイスラエルを救われ(13)、主である神様だけが救い主であることを現されるためです(3,4,6)。多様性の時代に生きる人々は救いの道が多くあると考えます。しかし救いは神様が遣わされたイエス・キリストを信じることを通してのみ、得ることができるのです(使4:12)。

Ⅱ.陶器と陶器師(9-13)

 イスラエルは選民意識と傲慢のために、クロスを通して彼らを救われるという御言葉を受け入れませんでした。しかし陶器が陶器を作る者に「なぜこのように作るのか」と抗議することができません。神様がイスラエルをバビロンの手に渡しさばかれるのも絶対的な主権であり、クロスを通して彼らを救われるのも神様の主権です。謙遜に神様の主権を受け入れる者だけが神様の祝福を受けることができます。


祈り:主よ!主は絶対的な主権者であることを信じます。私が主の良き主権を信じ、どんな状況でも主に従う者になるように助けてください。

一言:陶器が陶器を作る者に抗議することができるだろうか


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