聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2006]

2006年 08月 09日 (水)

イザヤ書47:1-11
バビロンの滅亡に対する預言


 バビロンは国々の女王でした。彼は国々を治める権威を持っていて、生気があり、美しい神様の生娘のようでした。ところが突然王座を失い、地に座り、羞恥を受け、一日のうちに子どもと夫を失った女のような悲劇を受けるようになりました。なぜでしょうか。

 第一に、彼らはイスラエルを憐れまずに虐待することで、神様の御旨に逆らったからです。彼らが神様の生娘のように栄光あり美しくなったのは、神様がご自分の民イスラエルを懲らしめる道具として彼らを用いられたからです。その時彼らは恐れおののく心で神様の前に立ち、その民を懲らしめられる神様の愛を知り、イスラエルを憐れむべきでした。しかし彼らは「私のほかには誰もいない。」と言って、傍若無人となって無慈悲にもイスラエルを虐待し(6)、その結末がどうなのるかを考えず、楽しみにふけり、安心して住んでいました(7,8)。

 第二に、彼らが国々の女王になったのは自分たちの知恵と知識によるものだと勘違いし、「私だけは特別だ。」と傲慢に行ないました。

 バビロンは神様の恵みを恐れ敬う心で担わずに、傲慢になり、神様の栄光より自分の栄光を求めて滅びました。傲慢は滅亡に先立ち、誇りはつまずきとなります。


祈り:主よ!私が「私だけは特別だ」という傲慢に陥らずに、神様の御旨をくんで、聞き従う者になるようにしてください。

一言:私の上には神様がおられる


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