聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2006]

2006年 08月 10日 (木)

イザヤ書48:1-22
神様の大きな愛


Ⅰ.かたくななイスラエル(1-8)

 イスラエルは神様がお選びになった聖なる民です。彼らは神様によって救いを受け、いのちの御言葉と世界に対して祭司の王国であるという使命を受け、乳と蜜が流れるカナンの地に住める祝福も受けました。ところが彼らは聖なる神様の民だと言って、万軍の主神様に寄りかかってはいますが、神様に対して誠実ではなく、神様の正義を持っていませんでした。そうしながらもかたくなで、神様の御言葉を聞かず退けました。彼らの首筋は鉄の腱であり、額は青銅でした(4)。

Ⅱ.長く耐え忍ばれた神様(9-22)

 神様は、その恵みを裏切り、御言葉を退けるかたくななイスラエルを滅ぼして当然でした。しかし神様は、「神様の名のために」、彼らの罪を耐え忍ばれ、バビロンから彼らを救おうとされました(9,10)。神様は、彼らを耐え忍ぼうとされましたがその根拠が無く、神様の御名のために耐え忍ばれました。本当に痛々しい愛であり、言い表すことのできない大きな愛です。

 神様の愛は言葉で言い表せない大きな愛です。イスラエルは、この神様の愛のために、神様に立ち返り、彼らに益になるように教えられる神様の御言葉に聞き従って生きなければなりません。そうすれば彼らのしあわせは川のように、正義は海の波のようになります。その子孫は砂のように多く、その名は断たれることもありません。


祈り:滅びて当然だった私を、長く耐え忍ばれ、救ってくださった恵みの主を賛美します。私が主の御言葉に従って生きます。

一言:大きな神様の愛


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