Ⅰ．公正と正義を行なえ(1-8)

　イスラエルは選民であることだけを信じ、慢心してしまい、自分勝手に行ないました。彼らは神様に仕えているといいながら、形式と言葉だけの信仰に陥り、公正と義を守りませんでした(1)。安息日を汚し、悪を行なうことをためらわず、自分を喜ばせることだけを行ないました(2)。

　神様はこのような人々にご自分の救いと義を現されません。ご自分を恐れ敬う心で安息日を守る者、またその手で悪を行なわず、神様が喜ぶ事を選び、神様の契約を堅く保ち、信仰によって生きる者を祝福されます(2)。神様は、このような人々に対しては、たとえこの世で無視される孤児であっても、永遠に神様の子どもとしてくださり、また異邦人であっても彼らを聖なる山に導かれ、彼らの祈りを聞かれます。神様は人のうわべや身分よりも、神様に対する信仰と愛をご覧になり、祝福されます。

Ⅱ．おしの犬である牧者に対する警告(9-12)

　当時、神様のしもべとして召された者はその時代の見張り人として召されたのでした。ところが彼らは盲人のようになり、無知でもあり、おしの犬のようでした。彼らは横になって寝ることを楽しみ、世に対する貪欲に縛られ、自分の利益だけを求めました。世の快楽に生きていました。彼らには牧者としての自覚がありませんでした。彼らは民たちがさばかれるようになったことに対して、責任を負わなければなりませんでした。

祈り：主よ！私が主とつながり、主を愛し、主の御言葉に聞き従い、公正と義を行なう者となるように助けてください。

一言：番人は時代を見張らなければならない