聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2017]

2017年 12月 11日 (月)

イザヤ書 29:1-24(16)
陶器師は神様

 北イスラエルは酒に酔いしれて、主の御言葉を聞きませんでした。そして、それをエルサレムは物笑いの種にしていました。しかし、実はエルサレム自身にも同じ問題があったのです。お酒ではありませんでしたが、深い眠りの霊が注がれていて、主からの言葉を理解することができずにいました。
 「ああ、あなたがたは、物をさかさに考えている。陶器師を粘土と同じにみなしてよかろうか。造られた者が、それを造った者に、『彼は私を造らなかった。』と言い、陶器が陶器師に、『彼はわからずやだ。』と言えようか。」(16)。主がすぐそばにおられるのに、神様が私たちをまるで見ておられないかのように考える人がいます。また、自分の思い通りにならないことで、神様に恨みを抱く人もいます。しかし、粘土が陶器師の手の中に静かにあるように、私たちも陶器師であられる神様の御手を信頼し、自分を委ねる必要があります。
 神様は、エルサレムの罪に対して懲らしめますが、その一方で、イスラエルに与えられている約束と契約を思い起こさせておられます(22)。神様は、約束と契約に基づいてすべての働きを行なわれます。神様は初めに約束されたことを必ず果たされます。私たちのうちに良い働きを始められた方は、主の時に必ずそれを完成させてくださいます。

適用: だれが、私たちを知っていよう

一言: 神様がすべてを知っておられる 


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