聖書別日ごとの糧   >>   エレミヤ書[2023]

2023年 10月 20日 (金)

エレミヤ書4:5-31(14)
心を洗って悪を除け

ユダの民はかたくなで、最後まで悔い改めませんでした。彼らは祝福のメッセージには耳を傾けましたが、さばきのメッセージは拒みました。彼らはさばきの角笛の音を聞いても、悪を行なっていました。神様は、いつまでも彼らの罪を耐え忍ばれる方ではありません。神様は、バビロン帝国が飢えた獅子のように北から上って来るようにされ、突然エルサレムを滅ぼされます。破滅に次ぐ破滅が続き、全地がかすめ取られ、荒れ果ててしまいます。悔い改めない国や個人は、結局滅びてしまいます。さばきの角笛の音は、今も鳴り響いています。

 エルサレムが生きる道は何ですか。北からの大きな災害を避けて逃げることでしょうか。そうではありません。助けを与える国と同盟を結ぶことでしょうか。違います。心の悪を洗い除かなければなりません。神様は言われます。「エルサレムよ。救われるために、悪から心を洗いきよめよ。(14)」。北方から災害が襲ってくるのは、イスラエルのひどい罪のためです。神様は、イスラエルがその心の悪を悔い改めて告白するとき、裁きの手を収められます。悔い改めだけが生きる道です。悪から心を洗いきよめることだけが生きる道です。悪から心を洗いきよめなければ、豊かな地は荒野になって、すべての町が神様の燃える怒りによって打ち壊されます(26)。その日には、遊女が目を塗って大きく見せながら、あっちの男、こっちの男に近づくように、同盟を結んだ異邦の国々に助けを求めても無駄になります(30)。神様は今日も罪の中に生きている人に向かって「悪から心を洗いきよめよ。」と叫んでおられます。私たちが心の悪を悔い改め、告白するとき、神様は私たちの罪をきれいに洗い、除いてくださいます。



祈り:主よ、私のうちにもよこしまな思いがあることを認めざるをえません。どうか、イエス様が十字架で流された血によって、悪から私の心を洗いきよめて下さい。

一言:救われるために


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