聖書別日ごとの糧   >>   ダニエル書[2013]

2013年 03月 17日 (日)

ダニエル2:1-30
ネブカデネザル王の夢

1.王の夢が分からない知者たち(1-13)
 ネブカデネザル王が即位して二年目に、ある夢を見ました。その夢は、神様が将来成し遂げられる御業を王に知らせるものでした。しかし王は、その夢にどんな意味があるのか、を知らず、また、その夢が心に引っかかって、眠れませんでした。それで、呪法師や呪文師たちを呼んで、「夢を解き明かすように」と命じました。彼らは、「夢の内容を話してくれれば、解き明かしましょう。」と言いました。しかし王は、彼らの実力に疑いを持っていたため、今度は、夢と解き明かしを同時に話せと、言いました。呪法師や呪文師たちは、いくら頭をひねって見ても、分かりませんでした。王の不当な命令を解いてください、と訴えるだけでした。神様が成し遂げられようとされることは、呪法師や呪文師、あるいはどんなに知恵のある人であっても、分かりません。
2.王の夢を知るようになったダニエル(14-30)
 王のひどい命令によって、ダニエルを始めとする知者たちは、死の運命に処せられました。しかし危機の時に、ダニエルは人々の限界を抱えて、神様に祈りました。彼は友だちに祈りを頼み、彼自身も祈りました。彼は、人類の歴史を主管され、秘密をあらわされる神様を賛美しました。ダニエルはネブカデネザル王に、天の秘密は人が分かるのではなく、神様だけが知らせてくださる、と証ししました。

祈り:主よ!私が人の知識と経験を表立てずに、謙遜に祈ることで、神様の御業を知る者になるように、助けてください。

一言:霊の働きは、霊によって分別しよう



2013年 03月 18日 (月)

ダニエル2:31-49
王の夢を解き明かしたダニエル

1.世の国(31-43)
 ダニエルは、王がどんな夢を見たのか、を正確に話し、その夢は何を意味しているのか、を解き明かしました。金の頭は、ネブカデネザル王を指しますが、彼は今、絶対的な権力を握っていますが、後にメディヤとバシャが起こり、その位置に着きます。次には、ギリシャが起こり、その後には、鉄のように強いローマが全世界を征服し、治めるようになります。ところが、ローマも分けられ、滅ぼされます。このように、世の国々は決して永遠のものではありません。世の国々は栄枯盛衰を繰り返して分裂し、結局は歴史の舞台から消えてしまいます。
2.神の御国(44-49)
 この王たちの時代に、天の神様は一つの国を起こされます。この国は永遠に滅ぼされることがなく、その主権がほかの民に渡されることなく、むしろ、世の全ての国々を打ち砕いて、永遠に立ち続けます。ネブカデネザル王が夢で見た通りに、切り出された石が鉄と青銅と粘土と銀と金を打ち砕いたのは、将来神様が成し遂げられることを現わされました。切り出された石はイエス様です。ローマの時代に、お生まれになったイエス様を通して、神様が一つの国をお立てになりました。その国は、愛と義で治められ、とこしえに続きます。私たちはイエス様の血の恵みによって救いを受け、永遠の国の市民として召されました。私たちの本当の望みは永遠の神様の国です。

祈り:主よ!私が崩れ落ちる世の中に望みを置かず、永遠の神様の御国に望みを置くことができるように、助けてください。

一言:永遠の神様の御国


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