聖書別日ごとの糧   >>   ダニエル書[2013]

2013年 03月 24日 (日)

ダニエル5:1-9
ベルシャツァル王の神聖冒涜

1.神殿の器で酒を飲んだベルシャツァル(1-4)
 ベルシャツァル王が貴族千人を呼んで、大宴会を催しました。彼は、父ネブカデネザル王がエルサレム神殿から取って来た器を持ちだして、そこに集まっていた人たちと共に、酒を飲もうとしていました。宮の器は、かみさまにいけにえをささげる時に使う、大変神聖なものです。ところが、ベルシャツァルは、わざとその宮の器で酒を飲むことで、神様を冒涜し、自分の権力と栄光を誇ろうとしました。彼は酒に酔った後、全ての人々と共に、金、銀、青銅、鉄、木、石の神々を賛美しました(4)。彼は、故意に神様に敵対し、ほかの人々も偶像を拝むように、扇動しました。このように、意図的に神様を冒涜する者は、神様の怒りから逃れることはできません。
2.壁に書かれた字を見て、顔色が変わったベルシャツァル(5-9)
 ベルシャツァルが酒に酔って、偶像を拝んでいた時、突然、人の手の指が現れ、宮殿の塗り壁の、燭台の向こう側の所に字を書きました。それを見た王の顔色は変わり、腰の関節がゆるみ、ひざはがたがた震えました(6)。王は、全てのカルデヤ人の知者たちを呼んで、その文字を解き明かして見よ、と言いました。しかし誰も、解き明かすどころか、その文字さえも読めませんでした。すると、ベルシャツァルはひどくおびえて、顔色が変わりました(9)。彼は神様をあざ笑いましたが、大恥をかいてしまいました。神様は礼拝の対象であって、冒涜する対象ではありません。

祈り:主よ!私がベルシャツァルのように、故意に神様を冒涜した罪を犯さないように、助けてください。私はまごころと霊ともって、神様に礼拝します。

一言:神様は礼拝と賛美の対象



2013年 04月 01日 (月)

ダニエル5:10-31
神様の御旨を知らせたダニエル

1.ダニエルを紹介した王母(10-16)
 王母は、「王宮が大騒ぎだ」という知らせを聞いて行き、ベルシャツァル王に、父ネブカデネザル王の時に、大きく名声を鳴り響かせたダニエルを紹介しました。緊急事態に陥った王は、すぐにダニエルを呼んで、「その文字を読み、解き明かすように」と頼み、解き明かすことができるなら、「国の第三の権力を持たせる」と約束しました。
2.「メネ、メネ、テケル、ウ・パルシン」(17-31)
 ダニエルはベルシャツァル王に、まず彼の父王に起きた出来事を、話しました。神様が、ネブカデネザル王に大きな権力を栄光を、お与えになりました。すると全ての国の民たちが彼の前にひざまづいて、恐れました。ところが、彼の心が高ぶり、かたくなになると、神様は、彼を王位から退けられました。結局、彼は牛のように草を食べ、天の露にぬれ、獣のように生きる訓練を受けた後、「いと高き神様が人間の国を支配する」ことを悟りました(21)。このように歴史を教えた後、ダニエルはベルシャツァルを咎めました。ベルシャツァルは父王に起きた全てのことを知っていながらも、自ら高ぶり、傲慢にふるまいました。それで神様の御怒りが臨まれたのです。その文字は、「メネ、メネ、テケル、ウ・パルシン」ですが、それは「王の目方が足りなかったので、神様がメディヤとペルシャにお与えになる」という意味でした(28)。その御言葉通りに、その日の夜、ベルシャツァルは殺され、メディヤ人ダリヨスが国を受け継ぎました。

祈り:主よ!世の歴史の主管者は神様です。私がこの神様に敵対する時、怒りを受けるしかないことを悟ります。

一言:神様が人間の国を支配される


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